「年次報告」とは、ディレクターがトレーニングチームを把握及び管理していくために必要となる各種データの変更点の把握や、トレーニングチームの基準の維持のために、各トレーニングチーム員(日連トレーナー含む)の任務遂行能力の確認をすることを目的に実施しています。
提出するものは
・トレーニングチーム員データ記入用紙
・自己研修報告書(テーマ研究、自由研究)
・次年度訓練奉仕希望
・奉仕・受講状況報告
・知識・特技等報告
です。
これらの用指導者(エクセルファイル)は、毎年12月にディレクターから各トレーニングチーム員に送付されます。
受け取ったトレーニングチーム員は、必要な事項・項目全てを記入し、提出期限までにディレクター及び県県名コミッショナーにメール添付で送付します。
(県連トレーニングチーム規定)
研究集会の参加と自己研修
第17条 県連トレーニングチーム員を以って、研究集会を構成する。
2 県連トレーニングチーム員は、自己の資質向上を図るため自己研修に励み、トレーニ
ングチーム研究集会に参加しなければならない。
3 研究集会は、トレーニングチーム員の資質向上等の場とし、自己研修・研究チームの
研究成果の発表及び設定されたテーマの研究等を行う。
4 トレーニングチーム員は、別に定める自己研修報告書をディレクターに、所定の期日
までに提出しなければならない。ただし、トレーナーは日本連盟へ提出する自己研修
報告書をもってこれに代えることができるものとする。
● 自己研修とその報告書について
○ 自己研修は、県連トレーニングチームの継続委嘱の要件となっております。
○ 自己研修は「テーマ研究」と「自由研究」の2つからなります。
1.「テーマ研究」について
テーマ研究の「研究テーマ(大テーマ)」は、年の最初のTT研究集会で、ディレクターから伝えられます。
その「大テーマ」に関して、自分で興味や問題や課題を感じているものについて、各自の「小テーマ」を設定します。小テーマに関しては、大テーマに関連していれば任意に設定できます。
●テーマ研究の手順
(1 問題) 自分の中で、何が問題なのかを明確にする。
(2 動機) この研究テーマを選んだ理由を明確にする。
(3 目的) スカウトまたは指導者に、どのようになってもらいたい(or何を獲得してもら
いたい)かを明確にする。
(4 方向) そのためにはどのように(何を、どのように、どの程度 いつまでに)研究す
るかを組み立てる。
(5 方法) テーマ研究のプロセス(何を調べ、何を実習し、何を理解するか)とマイルス
トーン(中間目標)を決める。
(6 内容と結果) 第三者がこの内容を読んで,同じように研究ができるように記述する。
「結果」はわかったこと。
(7 考察)
成果と問題点の2つの視点から考察します。
「研究した成果」:
①なぜ、そのような結論を導き出したのか、それによってスカウティング
や指導者がどのように変化することが予想されるか、
②それをもって誰に、何を、どのように提供できるか
「研究上の問題点」:課題や阻害する要因など"
(8 まとめ) ①今後の方向性 ②達成度と評価
※ テーマ研究は、TT全員が同じテーマを研究していきます。
例えば共通テーマ(大テーマ)が「基本動作」だとしたら
Aさんは「国旗の掲揚・降納について」、 Bさんは「基本動作と健康につい
て」・・・・ というように、大テーマの範囲であれば、小テーマは任意に設定できま
す。テーマに即した自由な発想で展開してください。
●2019年の研究テーマは
「効果のあるアイスブレイク」
(ディレクターより)
指導者が、指導者研修に行ったとき、受付を終了して開会式までのあの時間って、とってもイヤな時間ですよね。そして、初めて会う人とグルーブになって、お互いを探り合っている時間も、なかなか辛いものがあります。
そんなときに行われる「アイスブレイク」ゲームは、そんなイヤ感を払拭し、研修に前向きに向かい合えるきっかけとなり、モチベーションを高めてくれる効果があります。
今回のテーマは、指導者研修に活用できる新たなアイスブレークゲームを考え出したり、従前のアイスブレークゲームに手直ししたりして、その目的を最大限に活かす方法、効果・効能、実施する上での考慮事項等を研究します。実際にそれぞれが担当する研修において実証してみてください。
2.「自由研究」について
「自由研究」は、「自由」と名がついてはいますが、各自の好みで研究をするのではなく、毎年行われている「トレーニングチーム員としての理解基準&自己評価表」の自己評価結果を基に、「指導者に研修を提供するために」という見地から、研究テーマを設定し、自分の知識や技能等の不足を補う、それを深める、それを広げることを目的に取り組みます。
●自由研究の手順
自由研究の手順は、テーマの設定以外は、「テーマ研究」と同じです。
3.報告書の書き方
報告書は、「テーマ研究」「自由研究」の表紙が異なるだけで、 中身はともに同じです。
(1)表紙 「○○○○年テーマ研究(自由研究)報告書」というタイトルに続いて
①氏名と②研究テーマを書き、続いて③「研究の概要(要約)」を400字程
度で書く。
(2)2ページ〜 上記1.2.の「手順」に従って項目を立てて記述する。
・関連図表 できるだけは、同一ページ内に掲載し、「図1」「表1」と名称を
付け、本文との関連をつける。
・関連資料 関連する資料は最後のページにまとめて置く。「資料1」「資料
2」等の名称を付け、本文との関連をつける。
(3)参考・引用 参考文献、引用文献はその出典(著者、文献名、発行年、発行所、引用
ページ)を、最終ページにまとめて記す。
(4)ページ 表紙を1ページとし、全てにページをつける
4.書式、用紙、その他の事項
報告書は、下記により提出ください。
・用紙は、A4版縦置き、横書き、フォントは明朝体系で、大きさは10pt、行間は14ptを基
本とします(できれば2段組で) 。
・枚数(ページ数)は任意とします。
・作成するアプリケーションは任意とします(できる限りWORDを推奨)。ただし、提出
は、PDFとし、本文や図表・写真、付属資料等を1つのファイルにまとめて提出くださ
い。
・また、提出できる成果物がある場合は、添付(もしくは別途送付)してください。
この自己研修(テーマ研究、自由研究とも)は、ワークショップや更新面接(日連トレーナーのみ)で、それぞれ発表していただきます。その際の配付資料として、この報告書および資料を利用すること、また、トレーニングチーム員の共通資料として県連ホームページ(トレーニングチーム員のみが閲覧できるページ)に掲載することを予めご了承ください。
ワークショップでの発表は、パワーポイント(またはKeynote)とし、1つのテーマにつき発表30分、質疑10分とします。 パワーポイントの書式ファイルは左記ボタンからダウンロードしてください。
TTパワーポイント 原本