見本ボーイスカウト茨城県連盟
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トレーニングチーム
 トレーニングチーム情報 TRAINING TEAM INFORMATION
 ・トレーニングチームについて
 ・TT研究集会  ・研修スケジュールと分担

 これからのトレーニングチームの在り方

 今、スカウティングの復活の第一のカギは、指導者の養成を担当するトレーニングチームの資質の向上である。これは今までもずいぶんと言われてきた。そして、それなりにやってきた。

 しかし、加盟員が10万人を割った現在(茨城も2千人を割ってしまった)、スカウティングを立て直すために、県連トレーニングチームとしは、きちんと指導者研修の在り方を考え、方向性を打ち立てて、周到に準備し、計画性をもって実行し、その結果の報告をするという、きちんとした取り組みをすることで、県連の指導者養成の在り方、そしてトレーニングチームの意識を根本から見直していくことが必要となった。
 それをどのように行うか、それは、日連定型訓練はもとより、県定型訓練、定形外訓練、県内TTの研修(TT研究集会、作業チーム、研究チーム)、年次報告(自己研修、理解度、ワークショップ)を、きちんと行っていくことによる。そのために、まず県連における指導者訓練体系を整え、指導者研修の手引を著すことで、その内容を知らせ、1年間の指導者研修スケジュールを提示し、自分が受ける研修を計画的にスケジューリングできるように、各種提示物、書式を整えて、指導者訓練の取り組み支援をしてきた。

 今までの指導者訓練は、指導者に対しては効果的なものであったが、また、トレーナー・トレーニングチーム員にとっても素晴らしい機会であった。しかし、1つ問題があった。それは、既存のもの利用してずっと展開していたということだ。既存のものが悪いのではない。既存のものをそのままやるのがいけない。研修は、それを、現在に合わせて、参加する指導者に合わせて、検証して変えて行かなければならないのだ。でないとしたら、これまでの経験と実績に基づいて、より現在にマッチした形で新たに作り出さなければならないのだ。

 トレーニングチームの年次報告にしても、今までは、ただ提出すればそれで良かった。が、本当にそれでいいのだろうか。今のやり方でトレーニングチーム員の意識と資質を向上させられるのか。それができていないのであれば、それができるように変えなければならない。

 今までのやり方を変える・・・・ということは、大きなコトだ。反発や意見があまた出てくる。口に出すことはたやすい。しかし、我々トレーニングチームは、より良きスカウティングをより効果のある本質に則ったスカウティングで行うことが大切なのである。それには、結果を予測し、まずはやってみること。そう、実践躬行、精究教理、道心堅固である。Learning by Doing である。スカウティングはゲームだ である。

 今、そしてこれからは、トレーニングチーム員1人ひとりが主人公となって愉しい指導者研修を展開していく、そんな気概とそれを裏付けられるチカラを持つことが大切だ。そんな気持ちのトレーニングチーム員が集まった、トレーニングチームであることが大切なのである。

 傍観者はいらない。志のないヤツもいらない。責任感のないヤツもいらない。協働の心のないヤツもいらない。況してや口先だけの実行が伴わないヤツはもっといらない。
 どうしたらトレーニングチームに残ることができるのだろうか。それは、いっぱいいっぱい努力して、必死にしがみつくこと。それをするから認められるんだ。

 トレーニングチームの任務の再確認

①トレーニングチームの目的

  ○県連のトレーニングチーム

   ★県連トレーニングチームは、教育規程に定める教育の目的を達成するために、本運動の

    「目的・原理・方法を正しく理解し、積極的に青少年プログラム活動を支援できる」指

    導者を継続的かつ効果的に養成することを目的としています。

   ★また、県連トレーニングチームは、県連盟事業日程に従い、指導者へ研修を提供すると

   ともに、指導者の日常の任務への支援も行います。

 

 ○トレーニングチーム員とは

   ★トレーニングチームは「名誉」職でも肩書きでもない。

     研修の提供に必要なことを身につけ、やるべきことをやって、訓練に臨む。これは最

    低限必要な姿勢であり義務。

      →これができていないのが、現実!!

      →隊活動の傍らにTTを行うのではなく、TTの研究の実証実験のために隊活動を行う

       のである。結果は当然、隊活動に反映しなければならない。目的は共に「より良

       い隊活動をするために」であるから。

 

 ○ディレクター、副ディレクター

    トレーニングチームを率いるディレクター、副ディレクターは、県連盟コミッショナー

   の下で、明確な方向性と指針、そして機会あるごとに意識の醸成を促してチームを前進さ

   せなければならない。

     それを支援し、導くために、トレーナーが県TTのメンバーになっているわけだし、県連

   TTを基軸(原所属)としているわけ。

 

 

②日連・県連・そして各団が求めるトレーニングチームとは

  ○求めるトレーニングチームとは

   ★トレーニングチームが存在する目的は?

      →スカウトが楽しく積極的に集会に参加したい! っていう、そんな隊を運営すること

     で、スカウトのより良い成長を促進することを支援すること。

      →そのために、それを運営する指導者に、正しいスカウティングと、愉しい活動を行っ

     ていくためのエッセンス・ノウハウを提供するチーム。

      →「スカウティングから去った理由」が早期に解決すること。(2012年に提示され

     てから、未だに解消出来ていない → 今年〜来年内に解決出来るよう、トレーニング

     チームを再編する。

        ※解消出来ていないその原因は、理事会、地区委員会、コミッショナーにもある。そ

      の再編も

   ★トレーニングチームの役割りの明確化

      →そこに至るため、またそんな隊を運営できるように、研修(訓練)として必要な意

     識・姿勢・精神・知識・技能、心構え、ノウハウ(の全て)を提供(見せ、伝え、理

     解させ、実施させ、評価する)し、指導者が出来るようにすること(その支援をする

     こと)。

        ※そんな研修を受講することが必要だと意識させるのはコミッショナーの役目

 

  ○トレーニングチームが求める人材とは

   ★指導者が「憧れる」「実力のある」「納得できる」トレーナー・トレーニングチーム

    員。

    現状を俯瞰することで、自ら考え、自ら企画・計画し、自らそれを行うトレーナー・ト

    レーニングチーム員。

   ★「自分はスカウトである」と心から名誉と誇りを持って言える、そんなスカウトを育て

    る指導者に対し、そのようなスカウティングを指導していくためには、その人(トレー

    ナー・トレーニングチーム員)そのものが、良きスカウターでなければならない。そこ

    にはスカウティングの4本柱であり、ちかいとおきてであり、スカウト精神であり、良

    き社会人であることが求められる。

     中でも、人から教わるということの根底には、琴線に触れるというか、この人のいう

    ことなら受け入れられるという「安心感」「信頼感」がなくてはならない。全ての言動

    において、それが体現できていること、そう在ろうと一生懸命努力していることが、ト

    レーナー・トレーニングチーム員の基本であろう。

   ★実践躬行、精究教理、道心堅固。Learning by Doing。 口だけじゃない。具体的な実行

    が伴っていること。そして、失敗を恐れないこと。失敗をくり返し、知識・技術・ノウ

    ハウをひとつひとつ楽しく身に付け積み重ねて行く。「観察と推理」とか「創意工夫」

    は、失敗から学ぶもの。手順や構造、完成形の想像力などは、失敗の繰り返しによって

    ひらめきとして表れる。

   ★そのためのトレーニングチーム員の目標(マイルストーン)が自ら設定できる。

    必要な研修(訓練)をきちんと提供する!! ・・・ために。

     ◦今、指導者には、どんな種類の研修が必要なのか

     ◦どの程度のレベルの研修が必要なのか

     ◦それはどんな組み立て(セッション)をすれば効果が得られるのか、どれだけの時

      間が必要なのか

     ◦その研修を行うには、トレーニングチーム員は、何をどの程度、いつまでに持ち合

      わせていなければならないのか

     ◦それを持っていないのであれば、どうやって(方法、プロセス、スケジュール)獲

      得するのか。

     ◦それをいつまでにやらなければならないのか。

      ➡それを「やる」のか「やらない」のかが問われる。(「できる」「できない」ではな

     い)

         →たとえ達成に至らないにしても、本気で一生懸命に邁進する姿勢が大切。

         →やらないのであれば、トレーニングチームを辞してもらう。

   ★自ら「やる」と宣言してこのチームに入ったからには、責任をもってやっていただく。

        (「いただきたい」じゃなくて「いただく」です)

    当然、取り組んだ結果は出してもらう。(WB実修所第3教程と同じ考え)