「安全・危機管理研修」は、安心・安全に活動を行うための基本となる研修で、数ある指導者研修の中でも、基盤に据えられている研修です。
県定型訓練となっていますが、本来であれば、日本連盟の定型訓練であってもおかしくないもので、指導者の必須研修として指導者就任時及び副長前期に受講するよう設計しました。
スカウティングは野外活動をメインとしています。そこから得られる知識・スキル、情緒・思いやりなど計り知れない教育効果がそこにあるためであって、スカウティングの特徴となっています。
しかし、そこは日常ではなくある意味「非日常」であって(非日常であるが故に楽しいのですが)、普段の生活では起こりえない様々なアクシデントが起こる可能性があります。
そのため、スカウティングを行う成人指導者は、すべからく「安全」を確保し、「危険」を取り除き、「危機」が起こってしまった時の対処ができる、ということが前提に任命されているのです。
この「安全・危機管理研修」は、それを満たすために、『基本』『SREP1』『STEP2』の3つのステップで構成されています。
野営法研究会
◦対象者
◦実施時期・案内
◦参加費用
◦参加の方法
「安全・危機管理研修(基本)に参加する!」と
決めたら
日程・場所(募集要項)を確認する
↓↓
隊長に参加の意思を伝える
↓↓
団会議で隊長から団委員長に伝える
↓↓
団委員長は、参加申込書を記入し、
所定の期間内に、地区に申し込む。
↓↓
安全・危機管理研修(基本)に
参加する
この講習会は、安全管理&危機管理の入門編として実施しています。この講習会は、どちらかと言うと「安全」に寄ったものとなります。
講習は、このために編纂した「安全・危機管理マニュアル」を用いて行います。
内容は、
①安全とは何か
②事故・危機管理とは何か
について基本を理解し、また、
③どのように「安心・安全」を確保するのか
④事故が起こる原因、事故が起こる要因、事故
に繋がる要因にはどんなものがあるのか、事
故が起こさないようにするにはどうすればい
いのか
⑤最後に「危険予知トレーニング」により、そ
の日の学習の定着を促す
等の安全と危機管理に関する基本知識を得て、その「重要性・必要性を理解する」ことを目標に行われます。
これらの知識の修得は、隊や組の指導者や団委員が保護者の信頼を得てスカウティングを展開するための必須技能であり、指導者として共通に理解していなければならないことであるため、隊指導者の必須研修と位置づけています。
同時に、救急法を習得していることの必要性を認識させ、団や隊での「救急法講習会」実施を促します。
△ ページTOPに戻る
安全・危機管理研修 STEP1 「危険を遠ざける」
◦対象者
◦実施時期・案内
◦参加費用
◦参加の方法
「安全・危機管理研修(STEP1)に参加する!」と決めたら
日程・場所(募集要項)を確認する
↓↓
隊長に参加の意思を伝える
↓↓
団会議で隊長から団委員長に伝える
↓↓
団委員長は、参加申込書を記入し、
所定の期間内に、地区に申し込む。
↓↓
安全・危機管理研修(STEP1)に
参加する
参加を希望される方は、スカウト・指導者であれば所属隊の隊長に、団委員であれば団委員長等に、保護者であれば隊長か団委員長等にご相談ください。
「安全・危機管理研修」(STEP1)は、安全・危機管理講習会を修了した指導者を対象に実施します。
この講習会は、安全管理&危機管理の中でも「危機管理」を中心としたものとなります。講習は、基本編同様に「安全・危機管理マニュアル」を用いて行います。
内容は、
等の安全と危機管理に関する知識を得て、その重要性・必要性を理解した上で「起きてしまった危機に対して、どのように対処するか」の知識とスキルだけでなく、具体的な対応のイロハを理解すること目標に行われます。
これらの知識や対処の方法を知ることは、「安全・危機管理研修」の基本編と同様に、隊や組の指導者や団委員が保護者の信頼を得てスカウティングを展開するための、必須要件であり、指導者として共通に理解していなければならないことであるため、隊指導者・団指導者の必須研修と位置づけています。
安全・危機管理研修 STEP2 「危機発生時の対処」
「安全・危機管理研修STEP2」は、安全・危機管理研修STEP1を修了した指導者を対象に実施します。
ボーイスカウトの指導者として、自然の中での活動やプログラムを提供するために、そのプログラムの展開及び指導のスキルを身に付けていることは当然のことです。それは自己訓練・集合訓練等のトレーニングによって身につきます(ハードスキルトレーニング)。
また、それらの活動を「安全に行う」ためには、プログラムの展開及び指導のスキルを身に付けていることはもちろん、そのプログラムや活動フィールドの危険と安全遂行のための知識も身に付けていて、事故を未然に防ぐよう活動全体の安全管理をすることは言うまでもありません。
もし事故やケガが起こってしまえば、どんなに素晴らしい体験やプログラムであっても、その効果は半減・・・いや全く無くなってしまい、その活動やプログラムの継続さえ危ぶまれるだけでなく、管理者としての責任とその重さがのしかかってくるでしょう。
そういったことにならないためにも、また、万一なってしまったとしても被害を最小限に抑えるためには、指導者として様々な能力を身に付けて、活動やプログラムを安全に提供することは、指導者の絶対条件となります。
しかし、その様な能力(スキル)を身に付けるためには、しっかりとしたトレーニングを積むことが大切であり、それをすることなくスキルが身に付くことは、まず考えられません。
この「安全・危機管理研修 STEP2」はそのような能力を身につけることを目的に実施します。
ここで行う、指導者の安全危機管理トレーニングには、
◦インストラクショントレーニング
(安全を考慮したプログラムの展開法を知るト
レーニング)
◦緊急時対応トレーニング
(緊急事態が発生したときの現場対応、及び団
対応のためのトレーニング)
◦レスキュートレーニング
(実際に救助するために必要な知識やスキルを
身に付けるトレーニング)
があります。
どれかひとつだけできていればいい、というものではなく、あらゆる可能性=「必要性」を考えて、不足している能力を身につけることが大切であり、自分には何が必要なのか、またその状況では何が必要なのかを、常に考え続けることが大切です。そのため、STEP2のトレーニングを実施します。
これを含む、「安全・危機管理研修」の3つの研修は、その重要性から隊長・副長の必須研修としていまが、それ以外の成人指導者にも是非修了いたもらいたいものです。
◦対象者
◦その他参加の方法は STEP1と同じです。
◦参加費用
△ ページTOPに戻る
● 関係書式、関係資料等
名 称
資 料 の 使 い 方
File 種類