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隊長への手紙

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 「隊長への手紙」は、スカウトを導く現場の指導者への応援、提案、期待、アドバイス・メッセージや、疑問、苦言・・・などの贈る言葉をお届けします。

 ※指導者の皆さんからの投稿によって構成しています。氏名は画面上はイニシャルで表示します。また、いただいた投稿は、

  担当が判断して、このコーナーの主旨に相応しいもののみを掲載させていただいています。

 

 IB Scout Shop  いきづまり書店  WB ツアーズ   Blue & Gold レストラン  プログラム雑貨店   あかずの土蔵

隊長に贈るコメントや、番組の感想等ありましたらこちらにお寄せください。


メールで

・件名に「隊長への手紙」

・内容はメール本文に

・投稿者のBS所属、役務、氏名、

 ラジオネーム

 (掲載時にはラジオネームを掲載

  します)

をご記入の上、下記までお送りください。

 

  野球をやったことがないヤツにゃ、監督は務まらない。

 

 今回も野営法STEP1への参加者が少なくて、流れちゃったんだってな。
 俺はさぁ、いつも言ってんだけど、『野球をやったことのないヤツは、野球の監督にはなれない』ってさ! 素人がルールブックを見て野球やったって、試合には勝てねーよな。実際に野球やサッカーの選手としてフィールドに立って実際にしっかりやったことがなけりゃ、プレイのポイントも解らないし、況してや連携やセットプレイなんかできるワケがない。監督が野球やサッカーを熟知して、そして選手がしっかりと練習を積んでこそ、初めて相手と対戦できる野球になり、サッカーになるんだろ? それって、ボーイスカウトも同じなんだよ。そんな隊長の下でしっかり練習を積まないとボーイスカウトはできねぇんだよ。

 

 たけど、今のボーイスカウトを見てると、ルールブック片手でやってる監督(隊長)が多いのなんのって。WB研修所を出たばかりってことは、まだまだルールブックを見てスカウティングをやってる状態だよ。基本を知ったってところに過ぎないんだよな。そこから始まるんだよ。いろいろな研修や訓練に参加して(見たり聞いたり試したり)、それ(知識だ、技能だ、進歩制度だ、班制度だ、班長会議だ、上班だ、議長だ、観察と推理だ、スカウト精神だ、ゲームだ、ソングだ・・・)を隊活動でやってみて、惨敗して(形にならなくて)て、なにくそって猛勉強(更にステップアップした研修)して、何度もトライして、ようやく引き分けに持ち込んで・・・。

 やっとこさ勝てるようになるまで、どれだけかかるとおもう? 1年や2年じゃ到底無理だよ。最低でも5年はかかるだろうな。だけど、ようやく勝ったときの感激はもう「♫どうにもとまらない♫」なんだよ。すんげぇ、嬉しいんだよ。隊長だけでなくスカウトだって嬉しいんだよ。そこまでして漸く「隊」ができあがんだよ。

 今の指導者は、とにかく(野球で言うところの)練習をしていない。「頭でっかち」だから、隊長ハンドブック読んでWB研修所に行けばすぐにスカウティングができていると思ってんだよな。まぁ、周りに本物のスカウティングを実際にやっている指導者がほとんど居なくて、みんなドングリの背比べだから、それでいいんだと思っちゃってんだろう。だけど、それって角砂糖ぐらいの大きさなんだよ(縦:知識、横:技能、高さ:指導の経験で計る容積)。指導者に求められてるのは赤帽の軽トラぐらいの容積だ。そんだけの内容が求められてんだよ。子ども達に味わわせたい本当のスカウティングはそのくらいの力が必要なんだよ。コミッショナーやトレーナーになるとでっかい貨物のコンテナくらい必要になる。スカウトだって、バカじゃないから、「力」のあるリーダーと「力」のないリーダーはスグ見抜くわな。ボーイまでだったら何とかごまかせるけど、ベンチャーになったらもうダメだね。リーダーに力が無かったら、ボーイスカウトからどんどん去って行っちゃうね。そりゃそうだろ? つまんねーもんな。まわりにゃ楽しいことが沢山あんだからよ。

 

 あ、「力」って言ってるけど、それって知識や技能だけじゃねーかんな。スカウティングの総合力のことだよ。県コミが書いた「おもしろがる力」をどんだけ引き出すことができるかだし、本当のスカウティングにどれだけ近づけられるかだ。そして、隊長自身がスカウトに面白いって思わせられるようなことを、実際にやっているかってこと。それを見せられれば最高なんだけど、聞かせるだけもいい。とにかく、やってナンボなんだよ。隊長自らが面白いって取り組んでりゃ、いつの間にかに角砂糖はすごい勢いで増えてくるんだな。どんどんコンテナが埋まってくるもんだ。「おもしろがる力」がどれだけ大切で必要なのか解ってくれよ。

 

 それで、富士を○人出した、隼○人、菊○人!なんて自慢しているヤツらがいるけど、全くスカウティングを履き違えてんな。指示してやらせて進級させるんじゃねぇ! 出すんじゃねぇんだよ! 「なっちゃった」んだよ。班活動、隊活動、委員会活動・・・あ、今は活動チームって言うんかぃ? そこで自分で目標設定して、進んで楽しんでそれをやって、みんなでワイワイとやって、それをもっとでっかくして、お次はするために隊長や副長を利用して、もっともっとでっかいことやって、そしたら富士の課目が終わってた! そんで「富士スカウトになっちゃった」なんだよ! 隼も菊も同じだ! これだろぅ? 進歩制度ってやつはよ! 学校の勉強じゃねぇんだからよ、ボーイスカウトはよ。だから楽しいんだよ。

 楽しいからやる。もっと楽しくするために、いろいろ自分らで考えて、またやる。だから総合的に進歩すんだろ? それができるスカウトを育てんのが隊長だろ? そんな気概を持った隊にするのが隊長だろ? まったくできてねーじゃねぇ。


 指導者だってそれと同じ。スカウト上がりの指導者だって、本当のスカウティングやってきたヤツなんてほとんどいやしねぇし、自分がやってきたこと、それがスカウティングだと思ってる。それがスカウティングだって信じて疑がわない。これじゃダメだろ! 楽しかっただけじゃなくて、そこには何か心を掴まれるものがあったから今も続けてるんだろ? 指導者になったら、そこの気持ちはしっかり持ったまま、本当のスカウティングの方法を見つけて、それでスカウティングをやるのが指導者の「キモ」であり「志」だろ。そう、それもスカウト精神だよ。それがスカウト上がりの指導者のつとめだろ?!
 たげど、保護者からなった指導者は、そんなバックボーンがねぇから、団でやってるスカウティングだとかWB研修所のスカウティングを見て見よう見まねでやらなきゃなくなってんだよな。だけど、誰も本当のスカウティングを教えてくれるわけじゃないからな。いつも心の中は不安だらけだろうよ。(申し訳ない!)

 そもそも、そんな指導者を導いてやんのが、団なんだよ。そうだろ? 団委員会が指導者を任命してんだぞ。団が指導者を育てんのはあたりまえのことだろ。だけど、ほとんどの団委員会は、指導者を任命しっぱなしだし、「団が責任持ってサポートします」って言いながら、後ろにヘコヘコくっついて「何をしましょうか?」だかんな。ほとんどの団が、とりあえず任命したので、後は自分でやってくださいになってるのが実状だろ。研修への参加の促し方も「県連で、○○講習会やりますが、どうですか」じゃねえんだよ。「3ヶ月後にこんな研修があります。スカウティングの本質を知る重要な研修なので、スケジュールを計画・調整して、隊の指導者で連れ合って是非参加してください!」ってのが本当の団委員会のやり方だろうよ。通知しっぱなしじゃなくて、何度も何度も連絡入れる! が団での指導者養成のやり方だろうよ。

 団が指導者の訓練をやれねぇから、県連がそれをやってんだよ。県連が勝手にやってんじゃねぇんだよ。だから指導者養成委員会や地区コミが毎年、どんな研修を求めているのかきいてんだよな。なのに、なのにだ、希望を出した団からの参加者もないんだぜ、どうなってんだよ団はよ? だから指導者が育たなくて、つまんねぇプログラムしかできなくて、スカウトが去っていってんだろーよ。

 

 ・・・と、団のせいばかりにしちゃダメよな。指導者っていう任務を受けたってことは、あんたら指導者は「責任持ってやります!」て宣言したってことだよ。実行することを誓ったんだよな。それなのに、自分から進んでスカウティングをより広く、より深く知ろうとしなかったら、そしてより高みを目指さなかったら監督(隊長)にはなれねーよ。万一なったとしても、直ぐに狭くて浅い薄っぺらさを見抜かれて、スカウトはさっさと離れていっちまうな。

 自らすすんで自分を高めて(研修や訓練)いかないってことは、スカウトに対して本当のスカウティングをやる気がないってコトなんだろうな。それとも「隊長」って肩書き欲しさかぃ? それとも試合もしないお手手繋いだ「お友達」スカウティングなんかぃ? 自分から挑まないで何も試さないスカウティングなんて、意味ねーよ。それじゃ何の進歩も成長もねーだろよ。間違った解釈でやった「ゆとり教育」とおんなじだ。つまらねーだけだよ、そんなスカウティングはよ。

 

 実際、そんなスカウティングに、どこの保護者が自分の子どもを入れると思ってる?! 野球やサッカーを知らないそんな監督が率いるチームに、間違っても野球やサッカーやるために子ども入れねーだろ?

 保護者は、子どもの成長を願って、いろんな意味で地力・地頭のある子どもに育ってほしいって期待を込めてボーイスカウトに入れるわけだ。いわば、これまで培ってきたボーイスカウトってブランドに期待してるわけだ。

 なのに、その実態はろくにボーイスカウトを知っていない指導者がボーイスカウトをやっている・・・。しかも、実力もつけようとしないで「ボーイスカウト」ってブランドを頼ってやっている。今のボーイスカウトっちゃ、そんな状態なんだよ。いくら募集だなんだってかけずり回っても、カンジンカナメのところが抜け落ちてりゃ、誰も見向きもしないよな。かえってダメになっちゃうんだよ。わかってんのかね。

 それじゃぁ、どうすればいいかって? んなこと自分で考えろよ! 何のために県連が研修やってんだと思う? 地区はラウンドテーブルやってんだ思う? ただやってるわけじゃねーだろ!?

(頑固親父)

 

 

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  おもしろがる力

 

 最近、よく「魅力あるプログラム」って声高に言われています。何でもかんでも「魅力あるプログラム」なんですが、7月の指導者のつどいでやった「想定とストーリー」に参加された指導者の感想を見て見ると、「初めは『ふーん!(-_-;)』と冷やかな目でいましたが、主任講師の話術と策にはまって夢中ヽ(^0^)ノになっている私がいました!」と書いてありました。・・・やったことはゴミひろいですよ!?
 ここに「魅力あるプログラム」の鍵があると思われます。

 今回の23WSJでは、「日本の隊だけが、まるでそこにいないかのように静かだった」と言われるほど、外国隊との文化というか自己表現の違いを肌で感じたと思います。ジャンボリーも後半になって、だんだんと「あんな風にやって良いんだ」という意識が芽生え、伝染し、スカウト一人ひとりが今までとは別のステージに上って楽しめるようになって、ようやく活気ある隊になったようです。抑えすぎないのが世界の主なやり方なんだ! 自分を表現してもいいんだ! ということを体感したわけです。そこからの思い出が強烈に残っているそうです。20年ほど前に県連の海外派遣事業で行った、オーストラリアで感じたことと重なりました。

 さて、この2つの事例に共通していることって何でしょうか。

 それは「自らおもしろがる」ことで「楽しくなる」ということです。

 

 私たちは日本人は、いや日本の社会は、大人になるにつれて、自分を社会に適合させるために「素直な心」の上に、何層もの「世間体」「学歴」「肩書き」「責任」「他人の目」等々・・・・という「自己表現を抑える」という仮面を着けることで、社会の中の一員になっていくというプロセスを自然と歩んでいきます。まるで軍隊の行進のように(気がついていないでしょうが)整然と。それからはみ出てしまうと、つまり「素直な心」でふるまおぅものなら、「変わり者」「変人」「自己中」「発達障がい?」「いじめ」という扱いを受けることになります。ですから、仮面を外すことは恐怖になってしまっているんです。着けてさえいれば、安心・安全なんですから。

 それが、プログラム立案の妨げになっているのではないでしょうか。あ、何も全部を外せと言っているんじゃありません。「ちょっと外してみようかな」と仮面に指をかけるだけでいいんです。そうするともともとあった「素直な心」にそれまで以上に風が当たります。

 カブ隊のさだめの最初は「カブスカウトは、すなおであります」です。当初は、この「素直」は仲間入りするために、仲間とうまくやっていくために「素直」なんだろうなと思っていました。しかし、最近になってこれが「感受性を高めるための『素直』」なんだと思うようになりました。

 素直な心でいれば、感受性が深まる → 感動しやすくなる → 相手や自分を認めているそんな自分が嬉しくなる →ポジティブになる → いろんなことに反応する → なになに、どれどれ? → 「おぉっ!」って言葉が思わず出て来る → おもしろく感じる → 楽しい!! これが「おもしろがる力」なのです。・・・ずいぶん無理に展開していますが(笑)

 

 このように「おもしろがる力」があると、ちょっとした雑貨屋さんがディズニーランド並みに楽しくなってしまうんです。それは自分の力でものごとを能動的に味わう「主人公」としての楽しみだからです。主人公・・・あれ?どこかに出て来ましたよね! そうです「想定とストーリー」で何度も出て来た言葉です。主役だろうが脇役だろうが、自ら進んで能動的に動けば「主人公」なんですよ。(そうじゃない人は傍観者)

 どんなに絶景を眺めても、どんなに美味しそうなケーキを見ても、何も感じなければ意味がありません。しかし、「おもしろがる力」があれば、横丁の路地(うわぁ、昭和の表現だぁ)だって、公園のフェンス脇の草むらだって、とてもエキサイティングな場所に早変わりするのです。冒頭のゴミ拾いがまさしくそれです。

 

 この「おもしろがる力」を養って、それを使って活動するのが、ボーイスカウトのやり方なんです。これをやらないで、進歩課目だ、技能章だ、ハイクだキャンプだ・・・・とやっても無意味です。ボーイスカウトは感動教育でもあると言われています。それは「おもしろがる力」を養う教育でもあるのです。
 それには、まず指導者である貴方が自分自身の「おもしろがる力」を伸ばしてください。まずは、仮面の下に隠れている素直な心に風をあててください。何ごとも素直におもしろがってください。たったそれだけで、人生まで変わっていきます。

(県コミ・中島)

 

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  仕事と作業

 

 「作業」とは「言われたことをただ物理的にやること」
 「仕事」とは「目的をしっかり理解して、創意工夫しながら結果を出すこと」

 ・・・むむむ、意識の上では「仕事」をしていたつもりだったけれど、あれは「作業」だったんだなぁ。

(S.K)

 

  ボス と リーダー

 

 ボスは 部下をアゴで使うが

    リーダーは 鍛える

 

 ボスは 権力を振りかざし

    リーダーは 仲間の自発的意志に期待する

 

 ボスは 「私」と言い

    リーダーは 「われわれ」と言う

 

 ボスは 仕事のやり方を知っているだけだが

    リーダーは やってみせる

 

 ボスは 「さぁ、やれ」と言い

    リーダーは 「さぁ、やろう」と言う

 

と、何かの本に書いてありました。やっぱり指導者はリーダーで間違いありません。

(M.K)

 

 

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  国旗儀礼で連盟歌は・・・

 

 公式のセレモニーでは、開会式で「連盟歌「花は薫るよ』」、閉会式で「光の路」が歌われてますね。隊や班・組集会のセレモニーでは、活動テーマに合った歌や、季節や時間(朝や夜)に合った歌が歌われればいいのですが、なぜか「連盟歌」だったり「光の路」になっちゃうんですね。「連盟歌」や「光の路」にこだわらず、T.P.O.を考えて、歌えばいいのでんですけれど・・・。

 

 ただし、セレモニーの中でも国旗儀礼、すなわち国旗に向かって歌う場合には、歌える歌は限られています。

 先日、ある会合で司会をされた方が、「国旗に正面、礼。直れ。」・・・と、そこまではよかったのですが、「元に位置」に戻らずに、そのまま「連盟歌斉唱!」と連盟歌を歌い出してしまったのです。数人は、体の向きを国旗から外して歌っていましたが、ほとんどの人はそのままでした。

 

 気がついちゃったので、きちんと伝えたいと思います。

 私たちスカウトが、国旗に向かって歌える歌は1つしかありません。それは・・・・

   国歌「君が代」

 だけなんですよ。

 

 ご存知でした? これはスカウティングに限らず、どんなセレモニーにおいても変わりません。

 このことは、規程集に明記されている訳ではありません。どの国においても「国歌」だけが、国旗に向かって歌える歌なのです。スカウティングだけじゃないですよ。

 ちょっと前には、「旗あげの歌」も国旗に向かって歌えると言われていました。しかし、旗あげの歌は、私たちの国の旗を讃える歌ではありますが、「白地に赤く日の丸染めて ああうつくしや日本の旗は」という唱歌「日の丸の旗」と同様に、国旗の向かって歌うことはできないんですね。

(K.N)

 

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