キミに伝えたい10のこと 「日日の善行」
世界スカウトジャンボリーから帰国して、私は京成線で帰ったのですが、みんなが帰ってから成田駅に行ったら、ちょうど良いタイミングのスカイライナーがなくて、特急の方が早く日暮里に着くというので、特急に乗りました。
そしたら、成田から2駅めくらいで満席になり、しかも私の前におじいちゃんが立ってきた。
私は制服をを着ているのに知らん顔もできず、席を譲りました。そして、ほぼ1時間立ちっぱなし。これには本当に疲れました。
ボーイスカウトってたいへんだなと、あらためて思い知ることとなった。
(第21回世界スカウトジャンボリー第13隊報告書より一部抜粋)
△ 目次TOPに戻る
ゴミを1つ捨てる者は、大切な何かを1つ捨てている
ゴミを1つ拾う者は、大切な何かを1つ拾っている
これは私の「そうじの師」から教えていただいた金言です。
師は、1年間に10万本の吸殻を拾って歩いていました。
毎日300本です。
それも75歳になってから始め、10年後の85歳になったとき、100万本を達成しました。
バスでも電車でも、どこへ行くときにも
右手には金バサミ、左手には紙袋を持って 拾い続けられました。
「大切な何かを拾っている」
とは何なのか。
「品格」「こころ」「おもいやり」「自尊心」「高潔」「公共心」「道徳心」「魂」「礼節」…
人によってさまざまな言葉が当てはまると思います。
その中でも、私は「信用」という言葉を一番に上げたいと思います。
人の目の前でポイッとゴミを捨てる人をあなたは「信用」できるでしょうか。
空き缶を車の窓から中央分離帯へ投げ捨てる人。
タバコの吸殻を、舗道に捨てる人。
その人たちは、実は、自分の一番大切な「信用」を捨てているのです。
いくらお金持ちでも、どれほど大きな会社の社長さんでも、
「空缶のポイ捨て」をするような人とは付き合いたくありません。
もし、そういう人と、友達だと見られるだけで、
こちらの「信用」が落ちてしまいます。
数年前に
「お金で買えないものはない」
という発言が物議を醸したことがありますが、
たとえ
「お金で信用を買える」
としても、
「お金で買った信用」は、
お金がなくなれば、一緒に消えてしまいます。
『なぜ「そうじ」をすると人生が変るのか?』
ダイヤモンド社
他人の意見ではなく
自分の中の声に耳を澄ませなさい。
そして、最も大切なのは
自分の心と直感に従う勇気を
持つことです。
スティープ・ジョブス