日本ボーイスカウト茨城県連盟
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1.指導者としての取り組み

 スカウトと指導者は、セーフ・フロム・ハームに取り組むことにより、他の人々への「思いやりの心」を育み、人格・品性を高めます。指導者はこれらを達成するために、スカウト活動を通して様々な事柄を提供しなければりません。
 特に指導者は、その責務としてセーフ・フロム・ハームに取り組まなければなりません。

 ここでは、指導者として遵守しなければならないガイドラインを中心に、指導者として取り組むべき項目について説明します。

 

 

ガイドライン

 セーフ・フロム・ハームでは、「ガイドライン」で注意すべき事項と責務を定め、全ての指導者に対し遵守することを求めています。

 ガイドラインの遵守は、スカウト運動の質を向上させ信頼を強めるだけでなく、自らの身を守り安全で安心できる活動を展開するためにも大変重要です。

 

【ガイドライン】

○全ての人の尊厳を尊重する

  個々の人間は、その多様な存在として尊重されなければなりません。スカウト運動に

 関わる人だけでなく、全ての人の尊厳を尊重しなければなりません。

○全ての成人、青少年を平等に扱う

  人種、信条、性別、社会的身分、生まれ育ちなどによって差別してはなりません。
 ただし、それぞれが性別、能力、年齢、財産、職業などにおいて違いがあることを前提

 に、合理的な理由がある場合については、違った取り扱い(必要に応じた支援など)を

 認めなければなりません。

○相手の嫌がることは、自分では善意であっても行わない

  相手にとってはいやなことを知ることは大変難しいことです。自分では善意だと思っ

 ていたらなおさらです。まず相手を観察し、尊厳を尊重することが大切です。お互いに

 お互いを大切に守ろうとすることにより、相手を傷つけるような事態は避けられるはず

 です。


○全ての人に対し、脅威を与えたり脅威を感じさせたりする言葉は使わない。

 どのような 悩みにも親身に相談に乗り、対応する。

  ふだん何気なく使用している言葉も、相手にとっては脅威を与えたり感じさせたりす

 る言葉かもしれません。過度に慎重になる必要はありませんが、今一度自分の言葉遣い

 に注意しましょう。
  相談に乗り対応するときは、個人の尊厳を傷つけないよう十分に注意することが必要

 です。


○WEBサイトは誰でも見られることを意識して内容を選ぶ。

  (個人情報、顔写真などは本人または保護者の許可無く投稿しない

  近年はウェブサイトを使用した情報発信が盛んに行われています。インターネットは

 大変便利なツールですが、使い方を誤ると個人の尊厳を深く傷つける恐れがあります。

 使用には細心の注意が必要です。


○活動中にスカウトの前での喫煙はしない

  活動中の喫煙はスカウトの目に触れないところで。また、煙のにおい・受動喫煙など

 にも十分に注意する必要があります。

○スカウト活動中の飲酒をしない

  活動中の飲酒は絶対にしてはいけません。事件、事故などの緊急時に適切な判断や対

 応ができなくなります。活動中の飲酒は、行事の安全配慮に対する意識の低さ、あるい

 は 気の緩みの現れと捉えられ、活動に対する信用を失います。

 スカウトは「酔っ払っている指導者なんか見たくない」と思っています。

  キャンプ等の宿泊を伴う活動時は、就寝時間も活動中にあたります。

 

○安全で安心できるスカウト活動のために指導者は複数で活動を行います

 (指導者バディルール)

  スカウト活動、あるいは活動外においてもスカウトと指導者が一対一にならないよう

 にします。集会の集合時においては、二人以上の指導者が事前に集合場所にいるように

 し、スカウトと指導者が一対一にならないようにします。キャンプや舎営の折、スカウ

 ト就寝時の点検については、必ず、二人以上で行います。オンライン通信(SNS)、

 ソーシャルメディアなどについては、他の指導者または保護者も登録されている中で利

 用します。

 

 

指導者の心構え

 「指導者としての心構え=自覚と責任」を持つことが必須となります。
 指導者は、スカウトの思いやりの心を育成する機会をスカウト活動の中で提供しなければなりません。同時に保護者、他の指導者、そして地域社会から信頼されるような活動をしなければなりません。
 指導者が心構えをしっかりと持ち、活動することで、スカウト運動の「質」と「信頼性」がはじめて向上すること、それを重々お考えください。

 

  「ちかい」と「おきて」の実践を基盤としてスカウトを育成する指導者は・・・

  • 自分の言動は、スカウト運動の理念に反していないだろうか
  • 自分の言動は、家族や友人に恥じることはないだろうか
  • 自分の言動は、自分の両親に背いてはいないだろうか

  常にガイドラインの遵守をチェックして、スカウトの訓育・教育に携わる。

 

 指導者として上記のような心構えを持ち、スカウトの訓育・教育に携わらなければなりません。

 また、「セーフ・フロム・ハーム」のスカウト活動での提供は、年代によって理解すべき内容や対処法が異なることを考慮し、各年代に応じた「セーフ・フロム・ハーム」を実施しなければなりません。
 このように「セーフ・フロム・ハーム」をより推進していくために、団の中やラウンドテーブル等での指導者同士の共有、保護者への理解促進、研修への参加などを積極的に行うことが必要です。

 

 

SNS、ホームページ、個人情報の取り扱い

 近年のスカウト活動において、活動情報の共有や連絡、情報の発信などを目的としてSNS(Facebook, twitter, Instagram, LINE, Skype, etc.)やホームページ、Eメール等の使用は欠かせないものになっています。日本連盟においても、加盟員によるボーイスカウト活動へのインターネット・ホームページの活用を推奨しています。(ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」)

 これらは、大変便利である一方、個人情報の流出、また個人の尊厳を脅かす事態を引き起こす恐れがあります。

 便利で身近なものですが、以下のような問題も含んでいますから、より一層慎重に利用するようにしましょう。

 

○スカウト同士の場合

  子ども同士のSNSによるトラブルが数多く報告されています。これらの問題は、ス

 カウト同士の中でも起こる得ることです。さらにスカウト同士でのやりとりは指導者か

 らは見ることができません。事前にこれらの活用に潜む危険性や利用の方法について、

 確認指導者合うことが大切です。スカウト同士で考えさせる機会を設けることも有効で

 す。

 

○スカウトと指導者の場合

  指導者からスカウトに対しての連絡手段として、前述のSNSやEメールを利用するこ

 とも多いかと思います。これらのやりとりでも「セーフ・フロム・ハーム」の考え方を

 もとに1対1で連絡をしない(cc.の活用)などの配慮が必要です。

 

○指導者と指導者、指導者と保護者

  保護者への連絡手段として、前述のSNSやEメールを利用することがあると思いま

 す。保護者に対して、指導者が意図する正確に情報を適切に伝えられているか注意する

 必要があります。適切に伝えられていないことが原因で双方に誤解を招く恐れがありま

 す。

  便利で多用するツールだからこそ、「セーフ・フロム・ハーム」の観点から一度考え

 る機会を持つことが重要です。