日本ボーイスカウト茨城県連盟
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県連情報

■ 第66回ボーイスカウト講習会

2021/04/18 茨城県立青少年会館

頭と体で理解することができた

 

 子供のビーバー隊への入隊を機に、保護者としてスカウト活動の理解を深める目的でボーイスカウト講習会に参加しました。

 受講前は、座学を中心にボーイスカウトの歴史や理念、組織などを学ぶことが中心という認識でした。

 しかし、いざ、受講してみると良い意味で予想を裏切られました。

 ハイキングやグループワークなど、日頃、我が子(スカウト)達が活動を通じ経験している内容を、

自ら体験することで、スカウティングに参加する意

義を、頭と体で理解することが出来ました。

 今回の講習会に参加したことで、今後も、我が子と共に様々な活動を通じ成長していきたいと感じました。

 

■ ハイキング研究会 (基本・地図読み入門)

2021/05/05 土浦市青少年の家

一歩スカウトに近づけた

 

 今回ハイキング研究会(基本)に参加しました。

その理由は、ボーイ隊副長を仰せつかっているにもかかわらずスキル不足を痛感し、スキルと指導方法を身に付けたいと考えたからです。

 具体的には、

 ・読図が苦手

 ・野帳の付け方が分からない

 ・次回の担当プログラムが10kmハイク

という課題がありました。

 

 実際のセッションでは

 ・「ボースカウトにおけるハイキングの意義」や

  「地図・地図記号」の説明

 ・グループワークによる各隊のハイキング手法の

  揚げ出しと発表

 ・読図と記録方法(野帳の付け方)

 ・「方位と方位角の違い」とコンパスの使用方法

が盛り込まれおり、さらにセッションで学んだ事柄を実践する「追跡ハイク」をグループごとに行いました。

 また各セッションでは質問時間があり、疑問や自分の課題も解決できました。

 

 そして最後に熊谷主任講師から、ボーイスカウトのハイキングには「読図」が必須で、地図が読めるだけなく「距離読み」「時間読み」ができることで、楽しいハイキングが実施できるとまとめていただきました。この点はスカウトに伝えたいと思います。

 

 スカウト経験のない自分が、スカウト達を見て感じるのは「自分もスカウトになりたい」ってこと。今回ハイキング研究会に参加して、一歩スカウトに近づけたと感じます。

 また内容の濃い研修なので時間的に難しいかと思いますが、特にグループワークがある場合にはセッション前に自己紹介の時間あるとコミュニケーションが深まり、活発に議論が行われるかと思います。

 

 トレーニングチームの皆さまには、毎回楽しくご指導いただき感謝しかありません。

 これからも「ワクワクする」研修の開催を期待しております。(E)

あらためてこういうことだったのか

 

 久しぶりに日程があったので、自己研修の時と思いハイキング研究会に参加させていただきました。

 普段は、車のナビ、スマホのアプリを使って地図を見ていて紙の地図を使うことはあまりありません。講師の方の分かりやすく説明で、今まで基本的なことはわかっていたつもりのわたしですが、あらためてこういうことだったのかと言う発見がありました。

 昼食後のショートハイキングでは、班でスカウト目線で行動し、普段見慣れている風景も記録をとるためよく観察し、報告書をまとめることができました。

 スタッフの方々のいろいろな準備のおかげで、スカウトになり楽しく一日を過ごすことができました。学んだことを自分の隊に持ち帰りスカウト教育に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。

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■ 指導者のつどい1「100%ためになる

  キャンプファイア」

2021/06/05/06 土浦市青少年の家

一人では思いつきもしないアイデアが、仲間との時間で湧いてくる。

 

 私は、以前ソング研修で体験したような、スムーズなキャンプファイヤ進行ができるようになりたいとの思いで研修に参加しました。

 1日目、スカウトのキャンプファイヤについて、そして薪についての講義から始まり、実際に班でゲームやスタンツ、ソングについて考え、夜にはキャンプファイヤを経験しました。

 気が付けばスカウトと同じ気持ちで、ワクワクドキドキしながら、班の仲間とたくさん話し合い、テーマに沿ったソングやスタンツを考え、途中には夕食を共にしながら、作りあげていく時間は、とても充実したものでした。一人では思いつきもしないアイデアが、仲間との時間で湧いてくる。改めて人との関わりの大切さを実感しました。

 そして夜。キャンプファイヤが始まりました。エールマスターを中心とした講師の方々による進行で、神聖な気持ち、笑い喜ぶ気持ち、そして自分と向き合う時間を体験。まさに「静・動・静」。なん

 

て心地良いものなのだろうと思いました。同時に、班そして全体の仲間との結束感。ああ、スカウトにもこんな気持ちになってほしい。こんなキャンプファイヤを、我が隊でもできるようになりたいと切に思いました。

 2日目、各々が実際に薪を割り、組んで火をつけました。私は、今回教わった井桁の途中にロストルを組む方法を体験。実際に火をつけて観察することで、自分の癖などがわかり、大変勉強になりました。

 1泊2日での研修。緊張と笑いと共に、大きな収穫を得ました。また、「失敗をしても良い、そこから学んでいくのだ」ということも。来月には我が隊でキャンプファイヤがあります。早速、集会にソングを積極的に取り入れ、実践していきたいと思います。

 

 研修スタッフの皆様、コロナ感染対策としてのソロご飯の提供および消毒対策についての工夫と努力に感謝いたします。ありがとうございました。

(H)

私の知らなかったキャンプファイヤーの威力に感激した

 

 私がカブ隊のキャンプファイヤーの担当になって10年以上が経つが、はなはだ疑問であった事項が1つある。カブの隊員たちは一見するとキャンプファイヤーを非常に楽しんでいるように見える。しかし、その夜の組長次長会議に際して、隊員たちからその日最も楽しかったことを聞いてみると、直前に行われ最も印象が強いはずのキャンプファイヤーではなく、日中のプログラムの名前が出てくるのだ。

 無論、隊員達の印象が登山などの最も困難なプログラムと強く結びついていること、それ自体は決して悪いことではないと思うのだが、10人以上の隊員からほとんどキャンプファイヤーという声が出てこないのは流石にファイヤーを預かる者として疑問を呈さざるを得ない。 私のキャンプファイヤーには何かが足りていない。その何かとは何かを知るべく、私はこの研修に参加したのである。

 

 結論から述べるならば、まず私のファイヤーは定型にとらわれていた。火の神とはファイヤーを導入するための1つの手法に過ぎず、それを必ずしも行う必要はないというのは、目から鱗が落ちる思いであった。言われてみれば火の神は、何のためにしているのか説明がつかない、単に前任者がそうしていたから、以上の理由を見出し難いイベントと化していたことは否定できない。

 そして、キャンプファイヤーにストーリーを設けるという発想は全く未知なものであった。私のキャンプファイヤーは確かにストーリー性が欠如し、単に楽しいだけのものであったと思う。その日のメインプログラムに匹敵するような実のある楽しさを提

供できなかったのもむべなるかなである。

 実に学ぶべき点が多い研修であった。研修の夜には参加者一同で「架空の団の70周年記念」をストーリーとするキャンプファイヤーを行ったのだが、その最後、熾火と化した火を我々が囲みヤーンを聞くとき、私はその実在しない架空の団の存在を危うく信じかけた。それほどまでにキャンプファイヤーとは楽しく、そして人を感動せしめるものなのだ。私は私の知らなかったキャンプファイヤーの威力に感激した。

 

 一方でこの研修は「正解」は教えてくれなかった。研修では「キャンプファイヤーに定型はない」という言葉を強調し、様々な考え方のヒントを提供する一方、「こうしたら良い」という正解を教えるような講義は慎重に避けられていた。事実「正解」は存在しないのだろう。参加者の年齢、人数、季節、シチュエーション、そうした様々な要素によって、参加者を最も楽しませる演出は変化する。それに合わせた回答を打たなければ、有効なキャンプファイヤーはできないのだ。

 

 翌週、私はさっそく、それまでの常識を廃した変形のキャンプファイヤーを試みた。だが、隊員たちのテンションのコントロールがうまくいかず。そのキャンプファイヤーは成功したとはとても言いがたいものだった。キャンプファイヤーとは昨日学んだことを今日活用できるほど底の浅いものではないのだろう。 この失敗は糧だ。次のファイヤーはどんな筋をつけ、何を目的とし、何によって隊員たちを感激させうるだろうか?私は今それを考えるのが楽しくてたまらない。(K)

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■ WB研修所課程別研修 CS課程 茨城第5回

2021/06/13 土浦市青少年の家

自分が体験したワクワクドキドキをどう自団のスカウトに体験させようか

 

 私は昨年、スカウトコースを受講し、現在指導にあたっているBS課程に参加した。そこで学んだことはまさに「行うことによって学ぶ」そのもので、私にとってとても意義深いものであった。

 今回のCS課程の受講においてもそれは同じで、私にとっては未知だったCS活動は、1日では学び足りないことは十分に承知しているが、頭も体も動かしっぱなしの時間となった。座学でのセッションはもちろん、実際に体験したCS隊プログラムでは、文字通り夢中で活動した。研修終了後は「自団の指導者にすぐ伝えたい!」「自分もやってみたい!」と思わせてもらえる知識・アイデア・工夫に満ちた内容であった。

 また、今回は新型コロナウイルス流行による影響で参加者が少なく、自団指導者しかいなかったため、自団の課題やプログラムのアイデアなどについてもセッション以外の部分で話を聴いていただいたり、経験を聴かせていただいたりと無駄のない、充実した1日となった。

 帰宅中はもちろんのこと、これを書いている数日経った今も「自分が体験したワクワクドキドキをどう自団のスカウトに体験させようか」「体験させたらどんな顔をしてくれるだろうか」と思い巡らせる

こととなり、研修中にいただいた刺激をもち続けられている。

 それと同時に、研修を受けることの大切さも再確認できた。多くの知識やアイデアを得ることも研修を受ける大きな価値のひとつであるとは思うが、研修を受けることでしか学べない講師の方々の経験に基づいた、言葉の重みを感じることで、指導者として再度、気持ちを引きしめることができた。

 今後はこの経験を活かし、「自分もあんなふうになりたい」と思わせていただいたように、他の指導者やスカウトに私自身がそう思ってもらえるよう、また、「あんなふうになりたい」と思われるスカウトの育成につとめていきたいと思った。あっという間の1日でした。ご指導くださった指導者の皆さま、参加人数が少ない中でも開催をしてくださった皆さま、本当にありがとございました。(N)

 

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■ WB研修所課程別研修 VS課程 茨城第5回

2021/06/13 土浦市青少年の家

スカウティングはスカウトのためのもの

 

 昨年のWB研修所課程別研修BS課程に引き続き、課程別研修VS課程に参加しました。

 原隊でのVS指導経験のない自分がVS課程の受講をしたのは、「VS活動を見据えたBSの指導ができるように」と考えたからでした。

 

 今年度のスカウトコースは中止のため、VS課程の出席者は自分を含めて3名(内2名は福島県連盟の指導者)の参加だったが、「今年度に限っては、参加者1名でも実施」と決断いただいた茨城県連盟とトレーニングチーム各位には感謝しております。

 

 セッションでは、「隊運営における各会議と集会の位置付け」など指導経験が無いゆえに勉強不足な点が多かったが、

  • VS年代の特性と、「自分自身が高校生」の時と「現代の高校生」の違いの考察と、「今の高校生年代」の実情と指導方法の確認
  • プログラムプロセスと活動計画
  • 評価と認定

はBS年代にも置き換えて活用できると感じました。

 特に、

  • 指導者の役割における「コミュニケーション」「コーチング」「アドバイス」の考え方
  • 「評価と認定」におけるPDCAサイクルの運用方法

は今後の隊活動で活用したいと思います

 

 印象的だったのは、指導者はスカウトの「興味・関心」や「やってみたいこと」を引き出す事によりニーズを確認し、スカウトからどんな意見や要望が出ても「決して否定」してはいけない。否定してしまうとスカウト達は意見を言わなくなる。と指導を受けたことでした。

 事前指導で杉浦リーダートレーナーからも同様のご指摘があり、これらからも「スカウティングはスカウトのためのもの」なのだと改めて感じました。

スカウト人口の減少が叫ばれて久しいですが、スカウトの個性を尊重し魅力ある活動を通してスカウト人口拡大に貢献できれば幸いです。

 

 最後になりますが、福島県連盟のお二人が「茨城県連盟は指導者講習が充実している」と言われていました。当たり前のように参加している指導者講習は「当たり前ではない」と気が付きました。

 トレーニングチーム、指導者養成委員各位におかれましては、「ワクワクする」講習会の開催とご指導を引き続きお願いいたします。 (E)

 

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