日本ボーイスカウト茨城県連盟
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■ スカウティング基本セミナー デンリーダー講習会及び研究会

2018/06/16 土浦市青少年の家

「デンリーダー研究会に参加して」

 

 「組長を中心にスカウトが自主的に考え、失敗して学び、別の方法を考える」。そのような組集会を実現するために、隊指導者がスカウトをどのように支援すればよいのかという基本を、今回の研究会を通じて再確認させていただくことができ、非常に有意義であった。

 我々の隊では組集会と隊集会の日程を明確に分けておらず、同日内に組集会(のようなもの)を開催してきた。また、プログラム委員や男性リーダーが組集会の進行のかなりの部分を手伝ってきた。したがって、研究会で体験したデンリーダーによる「スカウトに考えさせ、失敗させながら体験させる」という形での目指すべき運営はできていなかった。

 後日、今回体験したプログラムを参考に、プログラム委員と組集会のやり方を練り直した。内容は、環境改善を進めている活動場所を飾る壁画アートの作成で、テーマは「僕たち私たちの秘密基地」。組集会でモモキャッチゲームをした後に、絵の具の種

類(水彩とペンキの違い)を話し合ったり、絵の具を混ぜて見本に近い色を作り組対抗の「塗り絵ゲーム」をしたり、次回の隊集会に繋がるプログラムとなるように工夫した。

 プログラムの準備は大変ではあったものの、スカウトの好奇心をくすぐるためにどうすればよいのか知恵を絞るのは楽しく、結果的にスカウトの笑顔を多数みられたので、労は惜しむべきではないと痛感した次第である。

 デンリーダーにとっては、初めての試みであり、かなり荷の重い会だったようである。しかし、表彰の際にいつも以上に組の受賞に喜ぶデンリーダーを見られたので一定の成果が得られたのではないかと考える。

 今後も我々にあったやり方を模索しながら、充実した隊集会に繋げていきたい。

 謝辞:このような機会を与えて下さった研修スタッフの皆様ありがとうございました。(K)

「デンリーダー講習会に参加して」

 

集合

 前日降り続いた雨、未明の激しい雷雨から一転、強い日差しが眩しい朝、続々とリーダーたちが会場に集まり始める。自然と団毎の集まりができ、通り過ぎる講師と挨拶を交わしたり、誰それが晴れ男だからと盛り上がる。リーダーになって2ヶ月半、知り合いと言えば自分の隊の人達位。50人位の人達の中で、これから始まる講習会の期待と不安が混じるなか、受付を済ませる。

 

開会、組分け、基本動作

 まずは広場で開会のセレモニー。普段は子供たちに指導している大人たちが次々と講師から指摘をされながら、なんとか形を整えながらも厳かに進む。父兄として参加する講習会ではなく、全員が子供たちの指導者として参加する講習会だから、講師の厳しさが違うのだろう。組分け、簡単な自己紹介の後、座学、敬礼、回れ右などの基本動作。

 

組集会、冒険出発

 昼食は組で食べながら情報交換。子供とどう接するか、何故リーダーをやろうと思ったのかなど話題は沢山。みんな他の団ではどんな様子か興味深々で会話が続く。そんな昼食が終わって、組長、次長、クマ、シカ、ウサギを割り当てて、講師がDLとなって組集会が始まる。仲良しの輪、ミニゲームなどを通じて徐々にメンバーのテンションが上がってくる。DLからの入れ知恵?が終われば外へ。謎の教授に一同吹き出しながらも、整列し、報告を済ませたら追跡ゲーム開始。

 

追跡、大人気ない戦い、閉会

 組の皆で暗号を解いたり、他の組にバレないように次のポイントに進んだり。徐々に競争に勝とうと熱が入ってくる。自然と役割分担して、一丸となって前に進む。最後一列に並んで皆で競って遊んでいたのは、子供たちだったと思う。楽しんだ時間は終わり、また厳しい指摘の飛ぶ閉会セレモニー。開会と違うのは、自然と笑いが飛んでいたこと。その後簡単な講義、後片付けをしておしまい。

 

講習会に参加して

 最初はなにもわからずエントリー。開会セレモニーで「ああ、今日は厳しい一日が始まるなぁ」と思ったものの、普段なかなか正しく学ぶ機会の少ない事に触れられて大いに助かりました。そのままの流れかと思いきや、いつの間にかカブのロールプレイ。最初は気恥ずかしさが残っていたものの、気がつけば子供のように楽しんで、最後は全力で遊んで笑っていました。「ああ、こうして子供たちに教えるのか」と、多くを学ぶ機会だったと思います。保護者からDLになって日が浅い人は一度、体験する事をお勧めします。開会で少し焦るかも知れませんが大丈夫です。そこで直して貰ったら、子供たちに自信を持って指導出来るようになります。自信がつけば、日々の活動がもっと楽しくなります。

 

 最後となりますが、お忙しい中楽しいプログラムを準備、開催下さった講師の方々に御礼申し上げます。また次回、ワクワクするようなミッションを期待してお待ちしております。ありがとうございました。(S)