日本ボーイスカウト茨城県連盟
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■ ウッドバッジ研修所 課程別研修

2018/11/24 土浦市青少年の家

「ビーバー課程に参加して」

 

 この度の課程別研修を修了し、いよいよ指導者としてのスタート地点に立つ準備ができはじめたなと感じました。

 研修は学ぶべき内容の多さに、話を聞くことに精一杯の状態ではありましたが、いくつかのセッションを通して隊や隊長、指導者がどう活動などを運営しているのかを学ぶことができ、今まで保護者目線で見ていたものとは違うものもあり得ることが多くありました。

 年代に合った活動の内容とスカウトへの対応も含め、一番気になっていたプログラムや年間計画をどう作っているかなど知ることができ、今後の活動等に参画する際に役立つものとなりました。

 また安全面に関しても、プログラム上において細部にわたり綿密に計画されており、改めて意識してプログラムを計画していくための参考になるととも

に、活動中にも安全面をより一層意識することになるかと思います。スカウトにとってのドキドキ・ワクワクは危険と隣り合わせだという言葉にハッとさせられました。

 隊集会においては、隊長をはじめ指導者だけでなく多くの人がかかわり、持っている技能を活動にいかすことでプログラムの幅を広げるということもまた、これからの自隊の活動の際に念頭において行っていきたいと思いました。

 また、支援が必要な子供への対応なども含めたプログラム作りもこれからの課題とし、それぞれのスカウトにも対応できるプログラム作りと活動での対応は不可欠だと感じました。

 今回の研修において、もう一つ学びたいことの中にビーバースカウト・ソングがありました。研修中、セッションの間の隙間に一曲、また一曲と色々なソングを皆で歌いましたが、自隊の活動の中でもソングを取り入れていければと思いました。

 ビーバースカウトの活動は時間の短さにより、指導者からすれば準備から活動終わりまで駆け足のようですが、その中でもスカウトとソングを歌い、楽しく思い出深いものにしてもらいたいという思います。

 そして、この研修で得たことを今後の活動にいかしていけるよう楽しみながら頑張りたいと思います。                                                        (S)

「カブ課程に参加して」

 

 スカウトコースから課程別までの一連のWB研修を終えて思うことは、「愉しかった!」ということと「ウチの講師はスゴイ!」の一言です。私はCS課程に参加しましたが、カブ年代に合わせた指導方法や考え方を教わることが出来たことはもちろんですが、こんなにも多くのことに気付かせてくれる研修があるのか、と正直驚いた程です。

 どんな内容だったのかは細かく説明しませんが、私にとっては大きな刺激でした。研修中なのにこんなに愉しんでいて良いのかと思うほど、隊集会の追跡ハイクや組集会の投石器作りに歌の練習、座学での講義までが小さなドキドキとワクワクの連続で、まさに「愉しいスカウト活動」でした。研修中にスカウトどころか団委員役にまでなるとは思いもしなかったけど、スカウトたちがどんな時、どんなことにワクワクするのかを実感できたのは何よりです。しっかりと準備された活動はこんなにも楽しいものになるのだということを肌で感じる事ができたこともとても大きな収穫です。

 今までも指導者として、隊集会が楽しみになるような組集会にしよう、そのためにどんな準備が必要

か、そのためのストーリーとして、、、などの理屈や理念は頭ではわかっているつもりでした。でも、

やはり消化不良な部分はたくさんあって、リーダー集会ってどんな風に?とか、いつやろう?といった疑問や不安はいくつもありました。でも、講義の中では、プログラムは隊長一人で考えるのではなく、副長や団委員、デンリーダーやデンコーチなどにも役割を与え、引き出し、みんなで作り上げていく、そしてそれが次の指導者を育てることにもつながる、と言う話を聞くことができ、やってみようという気持ちになりました。

 実際にこの研修の中では「やってみよう!」がたくさんあり、例えばロールプレイでリーダー会議をやってみて「なるほど、こんな感じか!」といった気付きを得て、漠然とした不安感も小さくなりました。考えることはもちろん大切なことですが、まずはやってみる。まさに「Learning by doing」であり「ゲーム」でもありました。やってみることから小さな経験を得て、それが出来たことで自信につながり、次もやってみようという意欲を起こす。私が経験したことは、まさにスカウトたちにしてやりたいことそのものでした。

 講師スタッフの皆さんのスカウトたちへの想いが伝わる研修であり、自分もカブ年代の憧れや興味を理解し、寄り添い、応援してあげられるようになりたいという想いが強くなった1日でした。そんな風に思わせてくれるこの研修所は本当にスゴイし、そして何より愉しい。ぜひ多くの方に体験して欲しい。

 この愉しさは行けばきっと分かるはず!

 さぁ次はあなたの番ですよ!

 共に愉しみましょう! Let’s Go Scouting!

                    (O)

「ベンチャー課程に参加して」

 

 この研修に参加するまでの本隊の現状を振り返ると,私を含めた指導者は

 「ベンチャー隊の活動はスカウトの主体的な活動

  だから,スカウトの自主性を尊重する」

という価値観と

 「高校生は勉強や部活動が忙しく,活動を呼びか

  けてもほとんど参加できないだろう」

という思い込みから,積極的な活動を行えないことは致し方ないことだと考えていた。

 しかし,今回の研修で主任講師の「ひとりひとりのスカウトに興味をもち,理解する努力をすることである」と聴き「なるほど,これか」と思った。スカウト活動の基本理念を理解し活動しているつもりでいたが,現実はそれを考える以前に,それぞれのスカウトの状況やスカウト活動への思いを知ろうとする気持ちが指導者として,十分ではなかったと反省した。

 さらに愉しいプログラムについても「指導者はショーマンシップがなくてはならない。スカウトを

夢中にさせるための『想定とストーリー』を考えなくてならない」とも強く語られていた。

 つまり指導者は,スカウトそれぞれの思いを知り,自ら運営ができるよう見守り,適切な助言提案や支援ができる援助者でなければならないと強く思うに至った。

 研修後,スカウトひとりひとりと関わる時間を意識的にもつようにしたところ,隊集会への参加が目に見えて増えてきている。スカウトはどんなに忙しくても,指導者がその思いに寄り添い,自分が成長できるのではないかという期待感をもたせることができたら自然と自発的な行動をするようになることを実感している。

 さらにスカウトがプロジェクトを企画するときに,指導者の経験の有無やアドバイスが大きく影響すると思われるが,そこは自らいろいろなことに挑戦することで『想定とストーリー』を十分に立てていきたい。

 私自身,指導者としての立場や役割を果たしつつ,スカウトとして活動していきたいという思いでいる。今回の研修は,スカウトと共に夢を追い,スカウトをよりよい社会人として成長させるとともに,私自身も成長してきたいと改めて思わせてもらえたとても貴重な時間であった。

 

 昼のおにぎりはまさにベンチャースカウト!でした。

 講師の皆様,愉しい研修をありがとうございました。                  (K)