指導者研修の受講について
●研修の区分と受講の資格
基本的に、指導者の研修は、その年の加盟登録(新規・継続)手続きが終了されている隊・団指導者の指導者であれば、誰でも参加することができます。
ただし、下記の日本連盟定型訓練への参加に当たっては、それぞれの参加資格を満たしているコトが必要です。
1.導入訓練課程(ボーイスカウト講習会)
・ボーイスカウト運動の概要とスカウト教育の原理と基本的な方法について知ることを目的に開設
されます。
・加盟登録のない保護者、この運動に関心を持っている人も参加できます。
・1日の日帰り型の研修です。県内では年間4回開催されています。
2.基礎訓練課程・ウッドバッジ研修所(スカウトコース)
・参加者が当該隊の隊長としての責務を果たすことができるように、スカウト教育に関する基本的
な知識や方法全般を習得することを目的に開設されます。
・導入訓練課程であるボーイスカウト講習会を終了していることが必要です。
・団委員長の同意、地区コミッショナーの推薦、他県のWB研修所に参加する場合は、更に県連盟
コミッショナーの推薦が必要です。
・研修は、3泊4日の野営で行われます。(開催県連によっては、2泊3日の舎営の場合もありま
す)
3.基礎訓練課程・ウッドバッジ研修所(課程別研修)
・スカウトコースを修了した方を対象に、実際に担当する部門(ビーバー〜ベンチャー)について、
その部門に特化したスカウトの特性や、プログラムの企画・計画・実施のプロセスを学びます。
・実施形態には、2.WB研修所スカウトコースの最終日に引き続いて実施する「一括型」と2.WB研
修所スカウトコースの終了後、1ヶ月以内に実施する「分割型」の2通りがあります。
どちらで行うかは、県連の行事日程や指導者研修日程を勘案して決められます。
4.上級訓練課程・ウッドバッジ実修所(WB実修所)・第1教程(課題研修)
・WB実修所は、参加者が当該部門の隊長としてのプログラム推進能力を高めることを目的に開設
されます。
・WB研修所を修了(スカウトコースと課程別研修の両方)していることが必要です。また、修了
したWB研修所の部門と同じ部門にのみ参加することができます。
・WB研修所修了後、5.のプログラムトレーニング申込までに、1年間当該隊(入所を希望する課
程の隊)での指導者経験を有することが必要です
・参加にあたって、「課題研究」としてプログラムプロセスの基本と魅力的なプログラムの要件、
参加意識の醸成を担当コミッショナー・トレーナーの指導の下で、参加者の地元で行います。
それには、最低でも2〜3ヶ月の期間を要します。
5.上級訓練課程・ウッドバッジ実修所(WB実修所)・第2教程(プログラムトレーニング:PT)
・課題研究が修了していること、スキルトレーニングを修了していることが必要です。
・WB研修所修了後、1年間当該隊(入所を希望する課程の隊)での指導者経験を経ていることが必
要です。
・団委員長の同意、地区コミッショナーの推薦、県連盟コミッショナーの推薦が必要です。
・研修は、集合訓練として3泊4日の野営で実施されます。
・関東では、年間1回、全国含めて年間2〜3回開催されています。
5.上級訓練課程・ウッドバッジ実修所(WB実修所)・第3教程(実務訓練)
・PT終了後直ぐに、PTで学習し作成したプログラムを所属する隊で実際に行います。その結果
と所定の課題をとりまとめ、PT履修後1年以内に「実務訓練報告書」として提出します。
・提出までの間、県コミから指名されたコミッショナーまたはトレーナーが支援します。