県連盟創立７０周年を契機に
未来に希望を持てるスカウト運動を
理事長 八木 雄二
新年あけましておめでとうございます。
2022年の新春を、加盟員の皆さんとともに迎えることができましたことを大変うれしく思います。
昨年（2021年）は、県連盟創立70周年という節目の年を迎えましたが、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大により、８月に予定しました第20回茨城県キャンポリー大会が直前になって中止のやむなきとなりました。近年、スカウト数の減少に伴い各団とも班活動が出来にくい状況が続いているため、キャンポリー大会においては団または地区による標準団（隊）での参加を奨励し、本来のスカウト活動を提供すべく準備をしていたため、大変残念なことでありました。
一方、県連盟では、2021年度を「70周年記念YEAR」と位置づけ、次の10年に向けた新たなスタートの年にすべく70周年記念YEARプログラムを各団がこぞって取り組んでまいりました。コロナ禍の中での取り組みとなりましたので、テーマの取り組みに不安要素はありましたが、各団のご努力によりプログラムは日程等の変更はありますが、所期の目的を達成すべく進行しております。各団の皆さんのご協力に対し感謝申し上げます。
また、コロナ禍による野外活動の制限により、野外を教場とした本来のスカウティングができにくい状況の中、各団・隊のスカウト・指導者および保護者の皆さんには献身的なご努力をいただき、スカウト活動を継続実施することができましたことに対し、関係各位の皆さんに重ねて感謝申し上げます。
さて、本年は第18回日本スカウトジャンボリー開催の年になります。本来でありますと東京での開催を予定しておりましたが、コロナ禍の影響で一ヶ所に集まっての大会はコロナ感染リスクの拡大につながることから、サテライト会場を設け、分散開催することとなりました。関東ブロックで三ヶ所、その内一ヶ所のサテライト会場として「高萩スカウトフィールド」を茨城県連盟が担当することとなり、県連内に実行委員会を立ち上げ準備を加速させているところであります。開催にあたりましては、参加各県連盟のご協力をいただきながら、茨城県連盟の総力を挙げて取り組んでまいります。各団におかれましては大会への参加はもとより、運営に対するご協力をお願いいたします。
更に、本年は創立70周年を契機に次の10年に向けてのスタートの年になります。加盟員一人ひとりが先人たちの想いをつなぎ、未来に希望を持てるスカウト運動を実践する年にしたいと思います。