日本ボーイスカウト茨城県連盟
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 Q4:WB実修所課題を支援するコミッショナーの資質

 

 WB実修所の課題研修や奉仕実績訓練ですが、担当する地区のコミッショナーの対応が良くなく、1ヶ月や2ヶ月は平気で連絡がなく、あったとしてもコミッショナーの都合が最優先され、「明日の○時に来い」とか、こちらの都合が合わないこというと「○○はそれでも来たぞ」とか、メールではというと「こっちに来て直接話さなければダメ」とかで、結局のところ課題研修はぎりぎり、奉仕実績訓練については、期限内の提出は不可能という状態です。

 他のコミッショナーに替えてもらえないものなのでしょうか?(I.G ASM)

 

 まず、県連盟の担当コミッショナーとしてお詫びいたします。

 コミッショナーの最大の任務は、指導者との間に信頼関係を築くことです。これがなくてはコミッショナーとしての任務が達成できないことはいうまでもありません。

 次に、基準を良く知っているとか、スカウティングの教育に関するあらゆる方面でより深い見識があるとか・・・がありますが、これらはすべてスカウトの健全なる育成のために必要なものであって、そのためにスカウトの指導にあたる指導者への最大限の支援をすることが、その任務としてあるわけです。

 

 確かに、すべてのコミッショナーの意識が上記の通りかというとそうではないのが事実です。そのため、ここ数年来コミッショナーの意識改革と基本知識の獲得、任務達成能力の向上や人間関係技能の向上を求め、そのための取り組みを鋭意実施してきました。これらに積極的に参加したコミッショナーは大きく前進していますが、中には参加されなかった方もいますし、間違って理解している方もいないとは言い切れません、さらには新しくコミッショナーになった方は、これからさらなる資質の向上を目指すことになります。

 また、そうは言いながらもコミッショナーにもそれぞれの都合や能力の違いがありますので、直ちに対応することや適切な対応が難しいこともあるということはご承知ください。

 

 さて、本題に入ります。本来コミッショナーがとるべき対応につきましては上記の通りですので、この問題を団会議で議題にし、団委員長から地区委員会に伝えたり、ラウンドテーブルで自隊の隊長から地区コミッショナーにその旨を伝えるなど、組織を通して改善を求めてください。おそらく、他の方々についても同様の問題が生じていると思います。県連盟としても、県連内コミッショナー会議の議題として取り上げ、改善につとめていきます。

 

 次に、WB実修所における「課題」を担当コミッショナーの変更ですが、それは可能で問題ありません。

 課題には「身近なコミッショナーやトレーナー」等と表記されていると思います。この「身近な」の解釈は、物理的距離、組織的距離、今までの関わりによる距離、そして信頼的距離で良いと思いますので、いずれか自分にとってより適切である「身近な」コミッショナーに支援を求めてください。県連盟としては「地区の部門担当コミッショナーが地区内をすべてみなければならない」いうルールを設けてはいませんし、また設けるつもりもありません。当該部門について良く理解しているのであれば、他の部門や他の地区のコミッショナーであっても、それはかまいません。

 ただ、地区の担当コミッショナーは、その地区の各団の実情を良く知っているハズですので、よりよいアドバイスが得られると思われます。その点を十分に考慮して、支援を依頼してください。

 

【2008.06.10 担当コミ】

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Q3:隊長が不在のまま活動をしています・・・・。

 

 隊長が不在のまま活動をしています・・・・。

お恥ずかしい話ですが・・・当団では「隊長」が不在のまま活動を行っています。団として隊長になれる方がいないので、やむなくこうなっていますが、スカウトに何かあったらと思うと不安でなりません。どんなかたちにしても隊長は必要ですよね?(K.T AVM)

 

 まいりましたね・・・。

 不在というのは、どなたかが任命されていていながらも実質的な活動を行っていない場合(登録上隊長を任命も含む)と、隊長の任命行為を行っていないがあります。どちらにしても早急に解決をしなければならない問題です。とにかく地区コミッショナーに大至急相談してください。とある団では地区コミに報告した指導者が団から攻撃を受けて辞めさせられた・・・なんて話も実際にありますが、それも含めてスカウト運動においてはあってはならない重大なことですので、地区コミに相談できない場合は、身近なコミッショナーに早急に相談してください。地区コミッショナーは一刻も早く団訪問を行ってこの事態の解決をしなくてはなりません。

 

 副長がいない隊というのはきいたことがありますが、隊長がいない隊・・・は、聞いたことがありません。明らかに異常事態ですね。

 

 日連の教育規定の隊長・副長の任務を見ても「○○隊長は、隊内各種指導者の協力を得て、○○隊活動全般を指導する責任を有し、特に下記の事項については、各種指導者にこれを分担させた場合においても、その責任は、○○隊長が負うべきものである」・・・となっています。そうです。まず、隊長ありきです。いくら副長が優秀でオールマイティであったとしても、隊長ではありません。その責任は隊長にあるのです。言い換えれば、隊長がいない場合は活動はできないということです。責任者不在では活動に対する責任、スカウトに対する責任を負えないのですから。そんな場合は、団として即刻活動を中止して、代わりの隊長を任命していただきたい。隊長不在の活動を容認するような無責任かつ不誠実なことはしないでいただきたい。  こんな状態で事故でもあった場合は、社会に対するボーイスカウトの信頼を大きく失墜させることになります。1つの団だけの問題ではなく、地区や県連、日連という組織だけでなく、楽しく活動しているスカウト達、そして善意でそれを支えている団指導者や保護者達スカウト関係者全体に対して多大な迷惑をかけることになります。我々は先輩諸氏が長い間かけて社会的な信頼を築いてきた「ボーイスカウト」というブランド(言葉は不適切でしょうが)を背景に活動しているのです。1つの団の「仕方がない」という自分勝手な行動がすべてを台無しにすることにつながっていくのです。そこは、重々熟慮していただきたい。もし、隊長を担える人物がいないのであれば、その人選も含めて地区コミに相談してください。コミッショナーはそれを解決するのがその役目なのですから

 

 ・・・とこれは前者に対しての話です。後者・・・隊長の任命行為を行っていない・・・ではないですよね。もし、後者であれば、また別の問題が発生します。というのはコミッショナーには団隊の組織がスカウトの訓練を実質的に実施できる体制になっているかどうかを審査するという任務があります。そう登録審査です。これが適正に行われていれば後者はあり得ないことですから。

 

 いずれにしても、ボーイスカウト運動は、加盟員のスカウトたちに「ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義をは握し、実践できる」よう教育することを目的としているわけです。それを実行・実践するための組織であり、指導者の任命なのです。決してお偉いさんの肩書きを作るための組織ではありませんし、自己顕示欲を満足させるための組織でもありません。自分の欲のための組織でもありません。スカウト達に最高の人間教育を提供しようというための心ある人による「厚意」の運動であり、それを実現するために責任を持って実行する組織なのです。是非とも早急なる是正をお願いします。

 

【2007.11.02 担当コミ】

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Q2:指導者の年功章について

 

 

県連のある会合で、ある団の指導者の方が胸に年功章を付けていました。その方はスカウトのときからやってらっしゃる方のようで、スカウトの時の年功章と指導者のなってからの年功章(白の台座の10年のもの)を付けていました。ただ、その方は指導者の10年章を2つ付けていたのです。20年以上やってらっしゃるのですね。そこで疑問に思ったのは指導者の年功章を2つもつけられるのものなのでしょうかということです。(W.S ASM)

 

 年功章については、このように具体的な着用方法について明記はされていません。それは大原則として「各部門につき1つ」というものがあるからです。例えばカブのくまスカウトだと、黄色の台座に2年の年功章を付けます。ですが1年の年功章を2つは付けません。それと同じです。ですから、指導者として40年続けたとしても10年の年功章1つです。

 ただ、指導者については、特別年功章といって、5年、10年、15年、20年と5年刻みで布の巻かれた板状の年功章が申請することで授与されます。これを着用する場合は、星形の年功章は外します(指導者のもののみ)。ちなみに特別年功章も20年章までしかありません。日連にも良く問い合わせがあるとのことです。25年章や30年章はないのか・・と。「誰のためのスカウティング? 何のためのスカウティング?」と担当者は申しておりました。

 

 ちなみに、最近は指導者の胸章を皆さん付けるようになってきましたが、ひと昔前のリーダーは付けるのを嫌がっています。聞くところによると「見せびらかす」ようでイヤだ・・・とのことです(そのくせウオグルやウッドバッジは着用していますが・・・)。これらの記章類は、「自分はこれだけの経験を積み、自分の能力を高める努力をしてきたので、その培ったもので、みなさんにご奉仕できるんですよ」ということを表しています。奉仕する意思と姿勢を表しているものです。けっして自慢をするためのものではありません。付けないという方は奉仕する意思も自信もない・・・・っていうコトになってしまいますね。
  記章・標章は決まりに従ってきちんと付けましょう。もし、どうしても付け方が分からない時は、お近くのコミッショナーにご相談ください。

 

【2006.11.10 担当コミ】

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Q1:団がつぶれそうです。どうしたらいいですか?

 

Q1:団がつぶれそうです。どうしたらいいですか?

団の中心人物が立て続けに亡くなり、団の活動がストップしてしまいました。おそらくこれから団を1から作り直さなくてはならないと思いますが、ほとんど経験もなく途方に暮れています。どうしたらいいのでしょうか?(T.Y ACM)

 

 ぜひ、所属地区の地区コミッショナーに相談してください。地区コミッショナーは、そのような皆さんの悩みや問題を「解決」するためにいるのです。

 隊も団もスカウトのために作られた組織です。その組織が機能しないということは、スカウティングが出来ないと言うことです。直ぐに地区コミに連絡をとって、相談してください。

 

【2006.10.29 県コミ】

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