日本ボーイスカウト茨城県連盟
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県連情報

新型コロナウイルス対応における 進歩に関する特別措置

 

2020年5月24日  施行

ボーイスカウト日本連盟

 

 ※「進歩に関する特別措置 」が継続されます。前回からの改正部分を朱書しました。

 

1.特別措置の趣旨(目的とねらい)

 「Scouting Never Stops 」のもと、スカウト活動意欲、とりわけ 進歩に対する意欲の低下を防ぎ、進歩 の 歩みを止めない ことを目的として、 2020 (令和2)年5月24日施行の「進歩に関する特別措置 」について、長引くコロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、 2021年度についても継続する 。

 困難な状況においてこそ、今までとは違った視点でスカウティングの面白さに気づき、野外に出て思いっきり活動したいという気持ちを育て、 今後のスカウティング活性のための機会になることをねらいとする。 また、昨年度に施行した内容について、より柔軟な適用を目指し、特別措置の一部改定を行う。

 

 

2.課程・ 進級取得可能期間に対する特別措置(VS部門について改定)

 ・BVS部門

      :特になし 。 学年が上がると同時にビックビーバーとなる 。

 ・CS部門

      :活動自粛期間に合わせ、 次の課程に 上がった以降も一定の期間を定め、次の課程と並行して

       修得課目に挑戦できる。(一定の期間は、隊や地域状況に合わせ、隊長の判断とする)

 ・BS部門

      :月の輪について、CS隊で全てを履修できずとも、BS隊と協力のうえ、隊や班の活動にお

       いて、残りの履修に取り組むことができる。

 ・VS部門

      : 2021年度時点で高校3年生に相当する年齢のスカウトに対しては、富士スカウト章 の日本

       連盟への申請期限を 2022年3月31日から1年延長する。 現高校2年生に相当する年齢以下の

       スカウトついては、 これまでの活動の制限を勘案して、次年度以降申請期間の延長を検討す

       る 。

      ※ 菊スカウト章、隼スカウト章についても、県連盟ごとの判断により、今回の延長に合わせ

       て、同様に延長できるものとする。

 

 

3.考査 方法、考査基準に対する特別措置

 隊長は、 進歩・進級に関して、考査の原則(規程7-33)および考査の基準(規程7-34)に即し、隊長の責任において、ウイルス感染防止に関する措置の下における制限及び環境に合わせ、隊における特別の考査基準や考査方法を設けることができる。 ただし、地区または 県連盟における考査のある進級( 菊、隼 については、 県連盟コミッショナーまたは地区コミッショナーの設ける特別の考査基準や考査方法に、日本連盟申請の必要な進級(富士)については 、日本連盟コミッショナーの設ける特別の考査基準や考査方法に沿うこととする。

  • 県連盟コミッショナーまたは地区コミッショナー は、地域の状況を勘案して、菊、隼の進級に関する特別の考査基準や考査方法を設けることができる。
  • 日本連盟コミッショナー は、富士の 進級に関する特別の考査基準や考査方法を別途設ける。また、隼、菊の進級に関する特別の考査基準や考査方法を設ける際の参考となる指針を別途示す。
  • 隊および地区、県連盟において特別の考査基準、考査方法を設ける際、「野営、ハイク等の野外での活動や複数人数が対面で実施しなければならない細目」については、活動制限の緩和に合わせて「後日実施すること前提」として、「一定の成果および考査の計画 」をもって考査することができる。
  • (※)その時点で実行可能な訓練や準備(知識、技能、安全 、心構え等)の確認、および日程を除く具
  •    体的な考査方法の計画等、後日実施されることを見込まれることを示すもの 。

 (規程・参考)

 【考査の原則(7-33)】

  • 進歩及び進級課目の考査は、本運動の目的及び基本方針に適合した状況の下で、隊長の責任において行う。ただし、隊長は、特定課目に関する考査を自己の責任において他の者に委託することができる。
  • ② 進歩及び進級課目の考査は、課目に示された能力を体得し、それが実際に役立つものであるかどうかを認定するものである。
  • ③ 進歩及び進級の考査は、技能についてのみでなく、「ちかい」と「おきて」の実践を重視する。

 【考査の基準(7-34)】

  • 考査の基準は、スカウトの年齢、知能、体力、特質、発育の程度及び生活環境によって一律に考えるべきではないが、いかなる場合もその最低基準線はこれを守らなければならない。
  • (参考:日本連盟規程集・教育規程より)

 

 

4.技能章に対する特別措置技能章に対する特別措置

 技能章は、隊長隊長考査考査の技能章は隊長の技能章は隊長によりにより、考査員、考査員考査考査の技能章はの技能章は技能章技能章考査員により、それまでの考査員により、それまでの成果(レポート、活動、実践等)や面接の内容を総体的に勘案して、各技能章の細目が示す水準に達し成果(レポート、活動、実践等)や面接の内容を総体的に勘案して、各技能章の細目が示す水準に達しているかの判断をもってているかの判断をもって考査することが考査することができる。できる。ただし、以下の考査内容に関する細目についただし、以下の考査内容に関する細目について考査すて考査することが不可能な場合はることが不可能な場合は、「後日実施しすることを前提」にする、または「同等の努力、「後日実施しすることを前提」にする、または「同等の努力とと能力を必要とす能力を必要とする課題に代替」することる課題に代替」することができるができる。。

 

  • 「実演」が必要な内容(例:「パイオニアリング章」「実演」が必要な内容(例:「パイオニアリング章」いかだいかだ、軽架橋、信号やぐらの構築)、軽架橋、信号やぐらの構築)
  • 「実績」が必要「実績」が必要なな内容(例:「野営章」入団以来通算10泊以上のキャンプ)内容(例:「野営章」入団以来通算10泊以上のキャンプ)
  • 「参加」が必要「参加」が必要なな内容(例:「内容(例:「救急救急章」ボーイスカウト救急法講習会もしくはそれに準ずる救急法章」ボーイスカウト救急法講習会もしくはそれに準ずる救急法講習会を修了)講習会を修了)
  • 「資格「資格・認定等」が必要な内容(例:「武道・武術章」・認定等」が必要な内容(例:「武道・武術章」当該連盟初段以上もしくはそれに相当する当該連盟初段以上もしくはそれに相当する試験に合格試験に合格))・
  • 「成果物」が必要な内容(例:「案内章」「成果物」が必要な内容(例:「案内章」踏査を行い、その実施計画作成上十分参考となる程度の踏査を行い、その実施計画作成上十分参考となる程度の報告書を作成提出)報告書を作成提出)

 

 

5.特別の措置への留意点.特別の措置への留意点

  1. 柔軟な対応 :スカウトの置かれている環境に合わせ、 活動の方法や考査の方法を柔軟に設定する。
  2. 野外での実施や対面での実施が必要なものは後日の挑戦を前提に承認し、進歩を進める。
  3. 活動を通しての進歩 :単に課題を出すのではなく、進級課目に興味を抱き、制限された環境下でできる活動の実行を伴った進歩への取り組み(プログラム)を提供する。
  4. パトロールシステムの活用 :活動の制限、スカウト環境、地域状況に合わせ、可能な限り部門に合わせたパトロールシステムを活用して進歩を進める。
  5. 基準の維持 :スカウトが特別に低い基準で修得したと認識しないよう、課目への挑戦の意義や成果、ちかいとおきての実践等を評価して、困難な状況下で取得したことに対して誇りをもった進歩になるよう最大限の配慮をする。
  6. 特別措置の見直し:活動の制限の緩和や地域における状況により、 順次、特別の考査基準および考査方法を見直し、または、通常の考査基準および考査方法に戻す。