スカウトの訓練・活動は、団(隊)で行われます。
その中でも、多くの団に呼びかけて集合訓練としておこなった方がよいもの(スカウト救急法講習)や多くのスカウトが集まって、互いに刺激を試合ながら仲間作りをしながら、技能や知識を深めるもの(GBのつどい、ベンチャーのつどい、ベンチャーラリー)などは、県連が主催して行っています。
詳しくは、県連ホームページのトップページやメール添付で各団に通知されます。
●ボーイスカウト救急法講習
これは、ボーイスカウトの活動で必要となる「救急」技能を学ぶものです。
「救急」技能は、各団等で消防署の基本救命講習や上級救命講習を受講することで、身につけることとしています。しかしながら、その訓練の範囲では収まらないケガ等が発生する可能性があることから、「ボーイスカウト救急法講習」を設けて、必要な救急技能を修められるようなになっています。
茨城県連盟では、上級救命講習を修了したスカウト(指導者)を対象に、プログラム委員会が実施しています。
また、技能章「救急章」を修得するためにはこの「ボーイスカウト救急法講習会」の修了が必要です。
隼、富士を目指すスカウト、いや、全てのスカウトはボーイスカウト救急法講習会を修了して、いざというときのために備えましょう。
※この講習会では、技能章考査・認定は行いません。
●GBのつどい(シルバー・アックス)
これは平成25年(2013年)から、ボーイ隊のGB(グリーン・バー:上級班長、班長、次長)を対象に1泊の野営で行われています。この「GBのつどい」は、次の大きな3つの目的をもって実施されます。
・・・・・です。
そのために「シルバーアックス」という名称の「森の学校」に参加し、県内外のその道のエキスパートである指導者が、ホンモノの知識や技能を伝授してもらうのです。毎年10以上の専門教室が開設され、GBは自分が求める知識や技能が修得できます。また、GBがこの講師陣を見て・触れることによって、彼らの中に変化(スカウト精神を体得する。本物を知る。到達目標を見い出す。自信をもって行動できる。自信をもって教えることができる・・・等々)が生まれ、それが成長を促進するきっかけとなり、その後のスカウティングに大きく役立つことを期待しています。
このシルバーアックスは専門教室だけではありません。GBたちが隊や班の活動の中で、このスカウト運動が求めている「リーダーシップ」を発揮する基盤となる特別なプログラムも用意されています。
この「GBのつどい」には2級章以上のGBだけが参加できます。隊によっては、初級のGBも存在することでしょう。しかし初級章の位置づけは「初心者として、ハイキングやキャンプで自分のことが自分でできるようになる。自分の得意、不足する部分を理解し、自分で挑戦できるものを理解する。」なのです。いくらGBであったとしても自分自身のことで精一杯の状態では、ここに参加することは叶いません。2級スカウトとしての知識・技能・体験・スカウト精神等が身についたところで、初めてこの「シルバーアックス」に参加できるだけのレベルに達した‥‥と認められるのです。
●ベンチャーのつどい→ベンチャーラリー
これは平成28年(2016年)から、県内のベンチャースカウトを対象に実施しています。
この取り組みは、ベンチャーのつどいで出たスカウト達のニーズの中から、県連の規模で実施した方が効果があるものについて選び、それぞれの地区のとりまとめ役としての幹事を選んで委員会を設け、その委員会によって、「ベンチャーラリー」という枠組みの中でのそのプログラムを煮詰めて、実施して行くものです。
● 県連盟が実施するスカウト集合訓練