日連定型訓練
ウッドバッジ研修所に参加を希望される方へ
ウッドバッジ研修所とは、ボーイスカウトの指導者として最低限必要な知識や技能を学ぶ、指導者のための研修です。
ボーイスカウトは、少年少女が成人指導者の下で、自発活動により、野外活動により自らの健康を築き、人生に役立つ知識や技能を体得し、社会に奉仕できる能力を身に付けると同時に、自らの中に誠実、勇気、自信及び国際愛と人道主義を高め、実践できる活動的で自立したスカウトを育てる運動です。
このような活動的で自立したスカウトを育てるためには,それを導く指導者がこの運動の根幹を理解していることが必要になります。その責務を果たすために身につけていなければならないボーイスカウトの基本(目的、方法、精神、プログラム)を理解し、それを深め、ボーイスカウトの方法である『実行によって学ぶ』こと『班の一員となって活動する』ことを実体験することで,スカウト教育に関する基本的なことを習得することを目的に、このウッドバッジ研修所は実施されます。
このスカウトコースは、参加者にスカウト運動の根底にある基本的な方法を体得するために、3泊4日の日程で、実習型の講義とスカウトと同じようにテント泊によるキャンプ生活を体験します。
ボーイスカウトという世界を代表する青少年教育団体の「隊長」を養成する研修ですので、手続や研修内容が、四角四面のところがあります。ご了承ください。
このように書いてしまうと、何やらムズカしい、キビしい、メンドウ&タイヘンだと思われるでしょうが、「スカウティングはゲームである」と言われているように、子ども達にとっては「楽しい班対抗のゲーム」(ここで言う『ゲーム』とは、狩り、競い合いを指します)であり、学校や塾、況してや軍隊とは全く異なる活動なのです。
スカウティング(ボーイスカウトの活動を「スカウティング」といいます)には、多種多様なものがありますが、その全ては「ゲーム」を主体に組み立てられています。
このウッドバッジ研修所は、ボーイスカウトの目的を達成するために、基本的な事項を学ぶと同時に、如何に活動をゲームとして展開するか、の基本を学ぶところなのです。
ウッドバッジ研修所は、2つの連続したコースで構成されています。
1.ウッドバッジ研修所(スカウトコース)
この「スカウトコース」は、参加した指導者が、隊の隊長として、きちんと正しく
スカウトの指導にあたることができるよう、スカウト教育に関する基本的な知識や方
法全般を習得することを目的に開設されます。研修は、3泊4日の野営(テントでの
キャンプ生活)で行われます。
【参加の条件】
・導入訓練課程であるボーイスカウト講習会を終了していることが必要です。
・「課題研修」に取り組み、そのレポートを提出することが必要です。
・団委員長の同意、地区コミッショナーの推薦、他県のWB研修所に参加する
場合は、更に県連盟コミッショナーの推薦が必要です。
2.ウッドバッジ研修所(課程別研修)
・スカウトコースを修了した方を対象に、実際に担当する部門(ビーバー〜ベン
チャー)について、その部門に特化したスカウトの特性や、プログラムの企
画・計画・実施のプロセスを学びます。
・WB研修所スカウトコースの終了後、1ヶ月以内に実施されます。
(1)ウッドバッジ研修所に参加する!! と決めたら・・・
① まず、参加条件である「ボーイスカウト講習会」を修了しましょう。
ただし、ボーイスカウト講習会修了から3ヶ月が経たないとWB研修所には参加で
きません
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②日程の確認
続いて、県連の指導者研修日程を確認し、全ての日程に参加できるかを確認しま
す。(茨城県連のウッドバッジ研修所の設定では参加できない場合は、他県連の実
施日程をチェックしましょう)
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③隊長・団委員長に相談
次は、ウッドバッジ研修所の参加について、所属隊の「隊長」に相談しましょ
う。(団・隊によっては、参加する順番や、参加費の予算、隊の都合等がありま
す)
また、隊長が参加を認めてくれたら、次は「団委委長」の同意が必要になりま
す。隊長の指示に従い団委員長と面談し、同意を得ます。
続いて、団から地区コミッショナーに参加者がいることを伝えてもらいます。後
日地区コミッショナーから「事前研修」の日程が伝えられます。
※ここまでを、ウッドバッジ研修所の開催日の2ヶ月前までに済ませます。
(2)課題研修に取り組む
① 課題研修をダウンロード
県連ホームページから、「WB研修所スカウトコース 研修課題 及び課題まとめ
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② 課題研修の自習
課題研修の内容を確認して、まずはボーイスカウト講習会のノートやリーダーハ
ンドブック等を読んで、自分なりに理解しましょう。解らないことがあれば、隊長
やウッドバッジ研修所を修了している先輩指導者に聞きましょう。
自分なりに理解してまとめたことを「まとめ用紙」に記入します。
※ここまでは、事前研修の前までに済ませます。
(3)事前研修に参加する
「事前研修」は、WB研修所スカウトコースでの学習が十分にかつ効果的に行える
よう、その基礎となる各種事項を事前に学習・体験するとともに、コミッショナーか
ら指導者の在り方と立場と姿勢について説明を受け、理解した上でWB研修所に臨む
こと、また事前課題を記述するめに、その指導を受けること、参加に必要なスキルト
レーニング課目を学びます。
① 参加の意思を伝える
ボーイスカウトは「自分のことを自分でする」「自ら進んで動く」ことを基本に
活動をしています。それは指導者も同じです。この前段階までは隊長等が手続をし
てくれましたが、ここからは自ら行ってください。
「事前研修」の情報は既に届いているでしょうから、所定の月日までに、参加の
有無を電話またはメールで伝えます。(この手続がないと参加はできません)
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② 事前研修を受ける
事前研修は、午前中、または午前午後の1日かけて行われます。
研修する内容は、およそ下記の通りです。
※ロープ結び、地図とコンパス、刃物の取り扱い、野営技能の全細目の修
了が必要です。
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③ 「課題研修」を仕上げる
事前研修で、トレーナーかに指導を受けたら、その内容をに沿って、課題研修を
修正し、完成させます。
完成した課題研修、隊長や先輩トレーナーに見てもらいましょう。
(4)参加申込をする
担当トレーナーから「課題研修」の履修認定をもらったら、県連ホームページから
「WB研修所スカウトコース(茨城用)参加申込書」をダウロードします。(茨城用
の書式は日本連盟のものと若干異なっています、茨城用を指導者用ください)
① 参加申込書等と添付する書類
参加申込書の全ての項目を記入したら、次の方々の同意または推薦を得ます。
・団委員長の同意・・・(団委員長の自署が必要です)
・地区コミッショナーの推薦・・・地区コミッショナーに書類一式を提出し、推
薦を受けた段階で、地区コミッショナーがサインします。
・県コミッショナーの推薦・・・・他県のウッドバッジ研修所に参加する場合は
地区コミッショナーから県コミッショナーに推薦説明があり、その結果推
薦された場合にサインされます。
また、地区コミッショナーに提出する際には、次の書類等も添付します。
・課題研修(表紙とまとめ用紙)
・健康調査書(→こちらからダウンロード)
・指導者手帳のコピー(2-3ページとボーイスカウト講習会の修了記録がある
ページ)
・スキルトレーニングに認定記録簿の該当するページのコピー
② その後の流れ
・提出された申込書等を地区コミが確認します。
・課題研修については、トレーナーの認定はありますが、コミッショナーとして
は、事前研修で説明した内容が正しく理解されているかを確認します。そして
記述内容が足りない場合は、修正の指示がありますので、修正した後に改めて
提出をしてください。
・地区コミッショナーの承認が得られたら、地区コミッショナーは申込書に推薦
署名をして、県連事務局に提出します。
・参加申込者は、「参加許可書」が届くまで、自分なりの準備をします。
(5)WB研修所参加者のためのスカウトコースを100%楽しむ
スキル講座への参加
この長い名称の「WB研修所参加者のためのスカウトコースを100%楽しむスキル
講座」は、その名のとおり、ウッドバッジ研修所参加者が、研修所でのキャンプ生活
で困らないように、キャンプに必要な知識や技能を事前に体験するセミナーです。
もちろん、十分なキャンプ知識や技能を持ち合わせている方は、参加しなくてもい
いものです。
講師は、ウッドバッジ研修所の講師が行います。
また、このセミナーに参加することで、参加者同士が顔見知りになれるため、不安
が安らぐという効果もあるようです。
「WB研修所参加者のためのスカウトコースを100%楽しむスキル講座」は、茨城
県連盟の指導者研修「スキルアップセミナー」
(6)参加許可書を確認し、健康調査書を用意する
参加申込の締め切り日が過ぎて、研修の実施が確定すると、
参加申込書の要件が充たされた参加者宛てに、
「申込受理・参加許可書」と「健康調査書」等
が、申込書のメールアドレス宛に届きます。
また、申込書の内容等の不備で、申込みが不受理の場合は、
「参加申込 不受理 通知書」
が、申込書のメールアドレス宛に届きます。
また、研修が中止になった場合は、申込書のメールアドレス宛に、その旨のメール
をお送りします。
① 参加許可書の印刷
・メールに添付された「申込受理・参加許可書」が届きましたら、
それを印刷し、記載内容を確認してください。
プリントしたものは、研修当日の受付で、必要となります。
・また、スマホで受信され、プリンターでの印刷ができない方は、
必ず、添付ファイル「参加許可書」の内容をよく確認してください。
そして、当日受付で「参加許可書」の「許可番号」を提示してください。
(7)研修参加の準備
① 研修に持っていくものを準備
研修日が近くなったら、参加の準備をしてください。
・「申込受理・参加許可書」を印刷したものと参加費を用意する。
※これらを透明(中身が確認できる)のビニール袋にいれる。
・「健康管理チェックシート」の書類はビニール袋に入れず持参
する。
・持ち物をホームページで確認して準備する
→持ち物は、参加許可書の発送後に、追加される場合がありますので、
参加までの間、数回ほど、ホームページの当該研修案内ページを
ご確認ください。
・服装を確認する。
・集合時間と場所を再確認する。
・万一の緊急連絡方法を確認する。(左列メニュー)
(8)研修に向かう
① 研修に持っていくものを準備
時間に遅れないよう、集合地点に向かう。
受付時間に間に合わないとき、移動途中で何らかの事情で研修へ
の参加を取りやめるときは、左メニューの「欠席及び緊急連絡」
から必ず連絡をしてください。
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② 研修の受付で
受付で、透明のビニール袋等に入れた「研修参加許可書」と「参加費」を
そのまま渡す。
その他、受付時検温、必要書類の提出等があります。
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③ 研修に臨む