日本ボーイスカウト茨城県連盟
 Top   最新情報   県連情報   ボーイスカウト案内   ハウディスカウト   リーダーズクラブ   資料センター   その他
ハウディスカウト
 スカウト諸君へ!  キミに伝えたい10のこと
 IVY LEAGUE  GB 改造計画!
 VSだよ! 全員集合  ・ベンチャープロジェクト  ・それ行け、技能章!!  ・技能章一覧、履修のヒント  隊長は罪なヤツ  やってみよう‼  ぼくの面接物語 

△ 目次TOPに戻る

■ 新技能章のデザイン

 四角から丸に変更になりました。当面は新設技能章以外は従来の技能章の記章となりますが、順次改定されます。

 

※ふちの色の違いについて

 新たな技能章のふちの色は2種類(赤、緑)とし、進級に必要な

技能章のふちは赤色(右図上)、自由に選択できる技能章のふちは

緑色(右図下)とする。

 

■ 技能章の着用について

 技能章の着用については、6課目までは、班別章・ベンチャー認識章の下につける。ただし、7課目以上の場合は袖から外して、全てタスキに着用することに変更された。

 タスキは右肩から左脇下にかける。

それ行け、技能章!

 

○ 技能章とは

 創始者ベーデン-パウェル卿は、「技能章の目的は欠点を直すことを助け、性格と肉体的健康を増強することにある」また、「技能章のねらいは、少年たちが興味を持つ問題を自分で学ぶよう励ますことである」と述べている。

 つまり、技能章は、スカウト活動を支える「班制教育」と並ぶ二本柱である「進歩制度」の中の選択課目に属するもの。これは、ボーイスカウト・ベンチャースカウトを対象に、基本的にキミ自身の興味や特質に応じて、スカウト自らの意志で、自由に選択し取り組むことができる。

 技能章に取り組むということは、キミ自身の時間を有効に活用しながら技能を取得し、知識を深め、個性を伸ばす中で新たな可能性を発見することでもある。そして、その技能がいろいろな生活場面で自分自身や多くの人達の役に立ち、さらに社会人として職業を得る時の大きな要素や趣味となり、人生にとって大きな役割を果たすことができるようにと願ってのものでもある。

 技能章の課目は、ボーイスカウト・ベンチャースカウトとも共通で、社会生活に役立つもの、文化的なもの、スカウティングに関するものなど幅広い分野またがり、そのレベルはそれ相応の高度なものとなっている。

 取得するための考査を受けることができるのは、ボーイスカウトとしての基礎を学んだ後の2級スカウト以上だ。また、技能章課目の中には、ボーイスカウトでは取得が難しいものも設定されている。これは、ベンチャースカウトでのプロジェクトとして行うことを想定している。また、スカウト活動を離れて、キミたちが個人で高い知識・技能を身に付けていくものもある。

 スカウトの進歩制度では、全ての課目の指導と考査は、隊長の責任の下で行われるが、技能章については、隊長以外に技能章指導員から指導が受けられる。また、その考査については技能章考査員が行うよう定められているが、今回の改正で、一部(9個)の技能章は、隊長が認定できるようになった。

 

 

○ 選択課目としての技能章

 ボーイ・ベンチャーの進級課程の選択課目は、従来のターゲットバッジ・マスターバッジが廃止され、全て「技能章」となった。

 この改正は、従来の意図するところに加え、スカウトが技能を修得することを目指し、技能章考査員による認定だけではなく、所属隊隊長の認定による技能章を追加し、スカウト技能の充実を目指している。

 

 ● 技能章取得の基準

  1. 2 級スカウトから取得可能。
  2. 1級と菊の細目の技能章および公民章は、隊長の認定で履修できる。
  3. 必要に応じて新設技能章を増やすことができる。
  4. 資格検定については、中・高校生年代で修得可能な基準を章ごとに定める。

 

 選択課目が全て「技能章」となるということは、今後は技能章の指導や考査を受けなければならないということだ(もちろん自力で取り組んで考査を受けることもできる)。ターゲットバッジのように、気軽に隊長の考査を受けることもできるものもあるが、これからは、きちんと考査の手続きをすることが大切となる。そこをちゃんと理解してスカウトらしく実行していこう。

 

 

○ 各進級章に必要な技能章
 2017年9月の進歩制度の改定により、ボーイスカウト部門の選択課目は「技能章」に統合され、引き続きベンチャースカウト部門でも修得できるようになった。

 また、進級課目とのリレーションにも見直されて、1級章課目から富士章課目では、必要となる技能章を取得することで、その課目で求められるスカウトの位置づけを補完するようになった。

 また、いくつかの新設技能章では、進級課目をある細目をクリアすることで、その技能章の細目も認定されることとなり、技能章が取得しやすくなっている。

 

 

○ 技能章の種類と課目

 技能章は、2019 年4月1 日現在、83種が設定されている。

 一覧及び課目はこちらのページに掲載。(ここをクリック)

 

 

○ 考査基準

 選択課目が技能章に一本化されまことにより、これまでの技能章考査方法から変更がある。それは考査員認定ではなく、基本的スキルに関する隊長認定の技能章を9個設定したことがだ。

 その理由としては、スカウトが班・隊活動および各種プログラムをより高度に楽しく展開できるため、スカウト活動・プログラムに必要である基本的技能、知識を深められることを求めたため。

 基本的スキルの充実を隊長認定としたうえで、現行技能章を考査員認定として残している。元々の技能章の目的である、スカウト自身の興味や特質に応じて自由に選択・取得することができ、知識や個性を伸ばし、その技能が自分自身や多くの人たちの役に立ち、さらに社会人として職業を得る時の大きなきっかけや趣味となり、人生にとって大きな役割を果たす・・・という目的は今までと変わらない。

 

 

○ 隊長認定による技能章

  ・野営章   ・野外炊事章   ・公民章  ・リーダーシップ章   ・ハイキング章

  ・スカウトソング章   ・通信章   ・計測章   ・観察章

 

 隊長認定の技能章は、スカウト活動における基本的な技能、知識を基に設定されている。進級課程にある各細目と同じ細目が多く設定されていることから、プラス2〜3 細目で修得可能な技能章もある。

 考査の基準に関しては、進級課程細目同様にスカウトの取り組み度合い(姿勢と努力)、それに達成度合いを隊長が確認し、適切なアドバイスをいただき達成していく。

 

 

○ 考査員による技能章

 考査員認定技能章の考査に関しては、現行の通り。

  →「技能章考査員一覧」はこちらから

 

 

○ 技能章課目の指導から技能章の授与まで

 キミがある技能章を取得したいと希望してから、技能章を授与されるまでの手順を示す。

 

  ⓐ 計画をたてる

  • スカウトは自ら取得したい技能章を選び、いつどのようにしてそれを取得するか計画をたてる。必要に応じて隊長から指導と助言を受ける。

 

  ⓑ 取り組む

  • その技能章課目の考査細目をよく理解して、必要な技能を身につけたり、調べて理解する。この段階で技能章指導員による指導や助言が大きな力となる。

 

  ⓒ 考査を受ける

  • 技能章課目の各考査細目について、その基準に到達しているかを技能章考査員によって確認してもらう。

 

  ⓓ 記章をつける

  • 技能章考査員より、考査結果の報告をうけ、隊長から技能章を受け取り、着用する。