日本ボーイスカウト茨城県連盟
 Top   最新情報   県連情報   ボーイスカウト案内   ハウディスカウト   リーダーズクラブ   資料センター   その他
ボーイスカウト案内
 ボーイスカウトとは  県内各団情報  指導者はこんな人たち  ・区分と種類  ・資質と資格  ・教育と研修  スカウトになろう  ユニフォーム・制服  そこが知りたいQ&A 

△ 目次TOPに戻る

指導者の区分と種類

 

  団との構成

 

 まず、団の構成についてお話ししましょう。

 まず、下の図を見てください。これが標準の団の構成です。

  団には、団の維持運営を担う「団委員会」と、スカウトの教育を担当する「隊」があります。また、隊は、スカウトの年齢に応じて5つ部門が設けられています。

 

 団委員会は、育成団体がスカウトの保護者等から選任した5人以上の団委員と育成団体の代表者の団委員で構成します。団委員会は、団の資産管理、財政管理、教育支援、指導者の選任・訓練参加の援助、健康・安全、加盟登録、スカウトの進歩の促進、スカウト運動の主旨の普及等の責務を持ちます。

 

 また、育成団体は、既設の団体、あるいは特にスカウト教育のために組織された成人の団体で、奉仕の精神をもって、団を設立し、かつ、その存続を維持し、また教育に必要な施設と経費について責任を負う、団の基盤となる団体です。

団委員会

ビーバー隊

カブ隊

ボーイ隊

隊長

副長

副長補

デンリーダー

(デンコーチ)

団委員長

副団委員長

団委員

隊長

副長

補助者

インストラクター

隊長

副長

副長補

(隊付)

(上級班長)

インストラクター

 ●団指導者

 ●隊指導者

ベンチャー隊

隊長

副長

インストラクター

ローバー隊

隊長

副長

  指導者の区分と種類

 

 団には、団の維持運営を担う「団指導者」と、スカウトの教育を担当する「隊指導者」がいます。

 単に指導者という場合は、「隊」でスカウト教育に関与する成人の加盟員を総称して言い、その役割によって次の様に呼ばれています。

 

 

 

    団委員長・・・・・・・団を代表し、団を維持し、各隊の育成発展に努めます。
    副団委員長・・・・・・団委員長を補佐し、また特定の任務を行います。

    団委員・・・・・・・・スカウトの保護者等から5人以上と育成団体の代表者で構成され、団の運

               営を行います。

 

 

    隊長・・・・・・・・・隊の活動全般を指導する責任を持ちます。
    副長・・・・・・・・・隊長を補佐し、特定の任務を分担します。

    副長補・・・・・・・・特定の任務を分担します。
    デンリーター・・・・・カブ隊で、組の活動を推進し、家庭におけるカブ活動のために保護者を援

               助します。

    補助者・・・・・・・・ビーバー隊で、隊長・副長に協力して活動の支援をします。
    インストラクター・・・カブ、ボーイ。ベンチャー隊で、主として技能指導を担当します。

 

 

 これらの指導者たちは、すべてスカウト運動の主旨に賛同し、スカウトの教育に情熱を持って、無償で活動するボランティアです。

 特に隊長は、隊長としての任務を果たすためのトレーニングを修了した成人です。副長も進んでトレーニングを受けることが望まれています。

 団や隊における指導者の詳しい区分については、下記のとおりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  指導者はどんなことをしているの

 

 指導者は、大きく次の3つのことをしています。

 

◉隊の運営

 隊で活動をするためには、たくさんの仕事をしなくてはなりません。例えば、年間や月間の活動計画の策定、活動費の管理、活動や進歩の記録、家庭や団の他の隊との連絡・調整、指導者の研修計画、集会場の確保、活動器材等の管理等・・・があります。これらの仕事は隊長を中心に、復調や他の指導者たちが分担して行います。連絡等の仕事は保護者にお願いすることもあります。

 

◉活動の企画・計画・準備・実施・反省・評価

 スカウトには限りない可能性がありますが、それをいろいろな活動に参加し楽しく体験することで、それに気づかせ、更にはそれを自ら深めていくことがスカウティングのやり方です。

 そのため、指導者たちはスカウトたちのよい個性と資質を引き出すプログラムを考え、また悪い性格を抑えスカウト自身が自ら律していけるような環境を提供できるように日々研究しています。指導者の会議にその成果を持ち寄り、長期〜短期の活動プログラムを作っています。

 

◉活動の研究、自己研鑽、研修

 スカウトの好奇心や知識欲を満たす楽しいプログラムを作るには、その隊が対象としているスカウトの特性を十分に把握しなくてはなりません。また、スカウトたちの興味がどこにあるかを常にリサーチして、スカウトたちを惹き付けるテーマを設けることで、月々の活動の期待を高め、スカウトたちの参加へのモチベーションを高めています。

 そして、スカウトたちが少しでもよい資質を身につけられるよう、また幅広い視野がもてるよう、そしてそれを自ら育てていくことができるように習慣づけられるようにするには、指導者自身も幅広い知識と経験と指導法等を獲得している必要があります。そのために、指導者たちはいろいろな研修に参加したり、本を読んだりして日常的に研究を重ねています。