日本ボーイスカウト茨城県連盟
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2.指導者としての取り組み

バディルール

 ボーイスカウト日本連盟では、誰もが安全で安心できる活動をめざし、セーフ・フロム・ハーム方針を定め、スカウト活動に関わる人々にセーフ・フロム・ハーム・ガイドラインを示すとともに、加盟登録する成人については、一年に一度、研修を受講してもらうようにしています。しかし、これだけでは青少年をすべての危険から十分に守ることができません。社会においては青少年を巻き込んだ事件が後を絶たず、また、その事件は青少年にとって安心できるはずの学校や家庭でも起きている現実があります。

 

 私たちの運動は、一人ひとりが「ちかい」をたて、「おきて」を実践することにより、この運動を素晴らしいものにしてきましたが、 残念ながら、スカウトたちを 故意に傷つける可能性、あるいはその目的をもってこの運動に加わろうとする者の参加を完全に防ぐことはできません。特に昨今は、性犯罪あるいは性的なハラスメントを起こす可能性のある者が、スカウトたちのまわりにいると想定する必要があると考えます。

 そこで、当連盟では、この現状を鑑み、「 セーフ・フロム・ハーム 」ガイドラインに「指導者バディルール」を加えることとしました。この運動に関わるすべての人々が、責任ある市民であることを信じて止みませんが、趣旨ご賢察のうえ、周知徹底をお願い申し上げます。

 各隊、団では、指導者体制などで厳しい面もあるとは存じますが、本対応が青少年を守るために、また、奉仕をしていただく指導者を守るために必要であることをご理解いただき、ご対応のほどお願いいたします。 なお 、このルールは指導者個々に対応をお願いしつつ、団においては各隊がこの点に対応した活動ができるよう ご尽力いただきたく重ねてお願いします。

 

 

指導者のバディルール

 

安全で安心できるスカウト活動のために、指導者は複数人で活動を行います。

  • スカウト活動、あるいは活動外においてもスカウトと指導者が一対一にならないようにします 。
  • 集会の集合時においては、二人以上の指導者が事前に集合場所にいるようにし、スカウトと指導者が一対一にならないようにします。
  • キャンプや舎営の折、スカウト就寝時の点検については、必ず、二人以上で行います。
  • オンライン通信(SNS)、ソーシャルメディアなどについては、他の指導者または保護者も登録されている中で利用します。

 

 

指導者のバディルールのQ&A

 

○指導者は複数人で活動を行いますとありますが、すべての場面でしょうか 。

 また、すべてではない場合はどのような範囲ですか。

  • 指導者バディルールは、 集会の集合時から解散時まですべての時間で二人以上の指導者がいることを推奨しますが、最低限としては、スカウトと指導者が一対一にならないように対応してください 。例えば、隊長が一人の隊においては 集合時や解散時などでは、スカウトと二人だけにならないように集散方法などに配慮してください。

 

 

○集会の折に指導者が近所に住むスカウトを車で 送迎すること は可能ですか 。

  • スカウトと指導者が一緒に車に乗る場合は、 指導者の自分の子ども以外のスカウトと車で一対一とならないようにしてください。

 

 

○カブのデンリーダーは組に1人しかいません。 組集会をどうすればよいでしょうか。

  • デンリーダーが自分の子ども以外のスカウトと二人だけにならないように配慮してください。集会の集合時であれば、スカウトが複数になって集まれるように工夫する、解散時も最後にスカウトが一人にならないようにしてください。また、デンリーダーはセーフ・フロム・ハームの研修も受講するようにしてください。

 

 

○集合時に指導者の一人が遅参することになってしまい、指導者一人になってしまいました。どのように対応すればよいでしょうか。

  • 保護者が送迎で来る場合は、他の指導者が到着するまで残ってもらうようにお願いしてみてください。

 

 

○指導者バディルールはビーバーからローバーまでのすべての部門を対象にするものでしょうか。

  • 基本的にはすべての部門を対象としています が、今後、各部門での対応などについては別途Q&Aでお知らせします。

 

 

○指導者バディルールが「セーフ・フロム・ハーム」ガイドラインに加わりましたが、登録前研修を受講しなおさなくてはならないでしょうか。

  • 2019年度登録に際しての研修については、これまでのもので受講をお願いします。 2020年度の登録前研修から内容を反映させます。

 

 

○スカウトと指導者が 一対一 になるとは、 どの程度の範囲を指しますか。

  • 一対一の状況は、他の指導者の姿が見えない、声が聞こえない状況(存在を感じられない状況)でスカウトと指導者が二人きりになってしまう状況です。

 

 

○指導者バディルールはいつから対応すればよいですか。

  • 平成31(2019)年2月20日付で都道府県連盟にコミッショナー通達として各団に周知をいただくことをお願いしました。各団では本状を受領し、内容の確認がとれ次第、速やかにご対応ください。

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