日本ボーイスカウト茨城県連盟
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県連情報

スカウトのためのスカウティングを目指して

         ~理事長就任あいさつ~

 

 

理事長 八 木 雄 二

 

 去る5月20日に開催されました平成30年度年次総会におきまして、皆さんのご推薦をいただき引き続き理事長の職を担当することとなりました。

 もとより、非力の私ですので、平成28年に理事長就任以来各種の事業に対して、自問自答しながら運営してまいりました。任期中、規約改正、分担金の改訂、日本ジャンボレット高萩2017の開催支援等の大きな課題の取組みがありましたが、幸い、県連盟役員の方々からの御協力や加盟各団の皆さんのご理解を得て事業を進めることができました。今後も、皆さんからのお力添えをいただきながら、運営に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 今年度は、先の年次総会において、平成2年より28年間の長きにわたり、大所高所からご指導いただいた關連盟長が勇退され、山田新連盟長を推戴することができました。山田新連盟長におきましては、60年以上にわたりスカウト・指導者を経験され、スカウティングに精通されておりますので、より身近な立場で我々を指導いただけるものと考えます。

 さて、今年度の活動スローガンは「活動的で自立したスカウトを育てよう!!」としました。スカウトを育てるということは、スカウティングの永遠のテーマではありますが、その方策は、時代の変化やおかれている環境によって、おのずと変わってくるものであります。特に、昨今の少子化や意識の多様化及び理解度の不足等々により中途退団者が増加し、加盟登録人員が減少している現況では、指導者の資質の向上によってスカウトに対して「スカウトのためのスカウティング」を提供し、スカウトが「楽しく」そして「役に立つ」と実感できる活動、更にはスカウトの保護者が上進させたいと思える活動が強く求められております。

 その具体的な施策につきましては、年次総会の場で議論させていただきましたが、スカウティングの本質であります、野外を教場とした訓練及び野外活動を基本としたプログラムを提供することが重要であります。そのためには、各種委員会が一体となり、コミッショナーグループ及びトレーニングチームと協働して取り組んでまいります。是非、多くの指導者、スカウトが各々の事業に参加し、実感していただくようお願いいたします。

 また、今年度は、組織の拡大・充実に積極的に取り組んでまいります。従来、ややもすると、加盟員新規募集に対しては各団の自主性に任せ、県連として十分に対応してこなかったのではないかと考えます。加盟員の減少は単に当県連盟ばかりではなく、日本連盟全体の問題となっておりますが、日本連盟では「社会貢献、広報委員会」において組織拡大のための情報を発信しております。県連盟といたしましても、日本連盟からの情報を活用すると共に、県連盟独自の情報を発信し、加盟各団が同じレベルで組織拡大のための活動が実践できるよう、進めてまいります。

 所信の一旦を述べながら、理事長就任のあいさつとさせていただきます。